IN/OUT (2000.5.7)
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駅前ショッピングモールには、シンガポール最大、とのふれこみのペットショップ街「Pet Safari」が入っています。例によっての中国人ビジネスなので、大きなペットショップ一軒じゃなくて、複数の小規模個人商店が集まっています。

熱帯なので、さぞやへんてこりんな爬虫類や両生類が集められているかと期待していたら、何のことはない、犬、猫、ハムスターに金魚という、ごくノーマルな品揃え。まぁ、爬虫類なんか、わざわざ飼わなくても、ヤモリならすぐ家の中に入ってくるからなぁ。「Pet Safari」自体がそれほど大きいわけでなく、これでシンガポール最大ということは、ここのペット事情がうかがいしれる、というものですな。

犬を飼うには、国の許可がいり、また、国民のほとんどが集合住宅に住んでいることもあって、あまり犬の散歩に出くわすことも無く(散歩させているのは間違いなく金持ち)、そのほとんどは小型犬。野良犬にもお目にかかりません。そういえば、この前、町中でシベリアン・ハスキーを散歩させている白人がいたけど、「金持ちだぁ!」と驚嘆する以上に、あんな寒冷地の大型犬にとって、ここで飼われるのは辛いだろうなぁ、という気がしたものです。


in最近のIN

「ミニ英会話・とっさのひとこと」  (00.5.5)
月曜から金曜、夜10時45分からのNHK国際放送の番組。ちょうど、帰宅して食事し終わった頃の時刻と重なるので、見るとはなしに見てしまうことが多いのだが、最近、癖になってきた。

毎回、簡単だけど実用的な英語のワンフレーズを紹介する、とても真面目な作りの英会話番組なのだが、何度も見ているうちに、その生真面目さが逆に、そこはかとない面白さを醸し出すのである。

その面白さは、進行のヒロコ・グレース嬢によるところが大きい。最初に失敗例のスキットを流し、どこが悪かったのか、正しくはどのような言葉遣いをすべきなのか説明し、発音練習があって、最後に成功例のスキットを流す、という、この手の英会話プログラムの王道と言うべき進行を、ほとんど動きの無いバストショットのまま、明快な口調で進めていくヒロコ嬢の喋りには、臭さも、優等生的嫌みも無く、ちょっと驚異的ですらある。これだけ、日本語も英語も滑舌よく喋れる人って、他にいないんじゃないだろうか。で、この滑舌の良さに、なんとも言えぬ諧謔を感じてしまうというのは、私がひねくれてるのか? でも面白いんだよなぁ。

あと、発音練習の時に出てくる「パトリックさん」の人相というか笑顔が怪しすぎるのも見逃せないポイントである。


Night Safari再訪  (00.5.7)
夜間だけオープンする動物園、Night Safariへ、日本から遊びに来た友人と行ってきた。

昨年行ったときは、トラムに乗った後、少し歩いた程度だったのだが、今回は、徒歩コースも大分見て回った。熱帯の植物が生い茂る薄暗がりを歩くだけでも非日常感溢れる散歩という感じでわくわくする上に、動物をより身近に見ることができるので、トラムで巡回するよりもはるかに楽しめる。それほど派手さ溢れるエンターテインメントという訳では無いのだが、しょぼい観光資源しか無いシンガポールにしては楽しめる所だし、夜11時過ぎまで動物園で遊べる、というだけでも大した施設だと改めて感心した次第。



その代わり、野良猫は結構多い。屋台があちこちにあるので餌には不自由していないのでは、と思うのですが、皆、例外なく痩せています。暑いからかなぁ。毛並みが短く、人相(猫相?)も日本の野良とはちょっと違っているようです。気性もマレー系なのか、のんびりしているようで、人が近くを通っても、ぐたーっと寝たまま、ということが多い。やっぱ、暑いからだな。