駅前ショッピングモールには、シンガポール最大、とのふれこみのペットショップ街「Pet Safari」が入っています。例によっての中国人ビジネスなので、大きなペットショップ一軒じゃなくて、複数の小規模個人商店が集まっています。
熱帯なので、さぞやへんてこりんな爬虫類や両生類が集められているかと期待していたら、何のことはない、犬、猫、ハムスターに金魚という、ごくノーマルな品揃え。まぁ、爬虫類なんか、わざわざ飼わなくても、ヤモリならすぐ家の中に入ってくるからなぁ。「Pet Safari」自体がそれほど大きいわけでなく、これでシンガポール最大ということは、ここのペット事情がうかがいしれる、というものですな。
犬を飼うには、国の許可がいり、また、国民のほとんどが集合住宅に住んでいることもあって、あまり犬の散歩に出くわすことも無く(散歩させているのは間違いなく金持ち)、そのほとんどは小型犬。野良犬にもお目にかかりません。そういえば、この前、町中でシベリアン・ハスキーを散歩させている白人がいたけど、「金持ちだぁ!」と驚嘆する以上に、あんな寒冷地の大型犬にとって、ここで飼われるのは辛いだろうなぁ、という気がしたものです。