IN/OUT (2000.5.14)
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暑いっす。

よく日本の知人には
「シンガポールは年中暑くて、季節感が無いんですよ」
と言ってきましたが、季節が全く無い、というのは正しく無いようです。

「シンガポールには、割に暑い時期と、凄く暑い時期がある。」
と言うのが正しいのかも。


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バスで行こう  (00.5.14)
通勤にバスを使う必要があるオフィスにも通う必要ができ、最低でも週一回はバスに乗ることになったのだが、結構、楽しい。

MRTに比べると、遅いし、乗り心地も悪い。路線も数多くあって複雑だし、何より、車内アナウンスとか何もないので、初めての場所だとどこで降りて良いのか分からない。ということで、今まで、敬遠してあまり乗らなかったのだが、いざ、遠くまでバスで行くようになると、MRTの車窓からは見ることのできない町の様子がなかなか楽しめる。MRTだと、市の中心部は地下だし、地上路線の周辺は新開発のHDB群ばかりなのだが、バスだと古い町並みの中を通ることが多いのだ。

休日には、MRTで行けるところにも遠回りしてバスで行ってみたりする今日この頃である。



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"Gladiator"  (00.5.13)
Ridley Scott監督の最新作。ローマ帝国を舞台に、将軍の座から奴隷の身、さらに剣闘士へと数奇な運命を辿る男の復讐譚である。

Scott監督の映像のセンスは、相変わらずかっこよい。群衆をかきわけ歩く主人公など、うまい演出だ、と感心するところも多い。おそらく、かなりCGを組み合わせているのだろう、ローマ帝国の闘技場とそこに集まる大観衆を見事に再現しているのもすばらしい。

ただ、監督は、生身の肉体を使ったアクションシーンが苦手のようだ。肝心の剣闘士の戦いの演出が、もう一つ切れ味が鈍いと感じた。その分、ドラマ的な部分に重きを置いた作りになっているのだが、ちょっとじれったい。本来、見せ場になるはずアクションシーンが今ひとつなのは「Blade Runner」と同様だが、今回の作品では、無理に語り口を重厚にしようとしすぎているように感じて、どうもリズムに乗れなかった。

Ridley Scottの次回作「Hannibal」は、先頃、ヨーロッパでクランクインしたらしい。この調子だと、ラスト近くの大立ち回りをうまく映像化できるのか不安だが、フィレンツェ編とラストシーンでScott調炸裂の絵を見せてくれるなら、それはそれで十分楽しみである。



「割に暑い時期」というのが、11月から4月ぐらい。残りが「凄く暑い時期」という感じでしょうか。「凄く暑い時期」の方が、夜、空調を入れないと寝苦しかったりして、逆に風邪を引きやすいようにも思います。