IN/OUT (2000.4.30)
. .
次のIn/Out
前のIn/Out
In/Out一覧
Top page of JK-ism
メールはこちらへ

日本ではゴールデンウィークが始まったようですが、こちらでは、5月1日がLabour Dayで休日になるだけ。この時期は、日本とのやり取りが減るので、こちらの仕事も減るということもあるのだけど、それにしても日本って休みが多いよなぁ、と思ってしまいます。ヴァカンスまで、右へ倣え、で一切に取るというのは、いかにも日本人的な格好悪さだぜ、と負け惜しみを言ってみても、やっぱりうらやましい。


in最近のIN

"Sheryl Crow and Friends: Live in Central Park"  (00.4.29)
ずっと続けてきた「矢野顕子全曲MP3化計画」が完了。今や、276曲ぶっ通しで聞くことができるすばらしいPCが手元に。そのため、ここしばらく矢野さんの曲しか聴いていない状態だった。で、久々にCDのまとめ買い。中でも期待していたのがこの一枚。

客観的に評価するなら、これ、駄目なアルバムだと思う。せっかくの豪華ゲストを招いてのライブなのに、全体に平板な印象なのだ。楽曲や演奏も、決して悪くないのだが、、いまいち盛り上がりに欠ける。イベントとしての構成に欠陥があるんじゃないかなぁ。

しかし、個人的には十分満足している。なんせ、Sheryl Crowの元に、Chrissie Hynde、Stevie Nicks、Sarah McLachlan、The Dixie Chicksの個性派姐さん達、さらにはKeith Richards、Eric Claptonが集まっているんである。この、一人も捨て駒のない強力ゲスト布陣は、客観的評価を無意味なものにしてしまう、或る意味、卑怯なものだ。あ、最初にMCで登場するBill Murrayだけは余分だな。



out最近のOut

"Mission to Mars"  (00.4.30)
Brian De Palma監督の最新作。なんとも中途半端な印象だった。

基本的なアイディアは、「2001年」というか、その元ネタの「前哨(Arthur C. Clarke)」のパクリ。これはこれで、まぁ良しとしよう。一方、火星を目指す過程は、おそらく今の技術でも潤沢な資金さえあれば実現できるのでは、と思わせるリアリティ溢れる描写(舞台設定は2020年)。これも、大いに結構。しかし、壮大な「前哨」的世界と、宇宙飛行のリアルな描写の部分が全然噛み合っていないのだ。宇宙飛行士達が遭遇する様々な危難にも必然性が感じられず、物語を散漫にしているだけ。脚本が全然駄目なんである。

一方、映像にしても、いくつか印象的な絵はあるものの、肝心のクライマックスのイメージに、全然驚きが無い。Brian De Palma監督のイマジネーションも枯渇してきたのか? 結局、多大な協力をしてもらった見返りか、「NASAのスタッフは、こんなにも素敵な奴らばっかりなんだぜ」みたいなメッセージだけが伝わってくる。あと、画面に登場する、"KAWASAKI"とか、"m&m'sチョコレイト"とか、"Dr. Pepper"のCM効果も十分ありそうだ。それだけ。

因みに、「Brian De Palma監督」と「Mission」とくれば、「Mission: Impossible」である。まもなく公開の「Mission: Impossible 2」は予告編を見る限り、ストーリーは陳腐でどうしようもないけど、John Woo監督のアクション演出は冴えまくり、という雰囲気がぷんぷんと漂ってきて、期待大である。



紅茶はティーバッグがあるのに、なんでコーヒーには無いのだろう、と思う今日この頃です。いや、この前訪れたオフィスで、「適当にやってください」と給湯室に案内されて、インスタントコーヒーの瓶に入っている粉を紙コップに入れてお湯を注いだのだけど、飲んでみるとどうも舌触りがおかしい。っていうか歯ごたえすらある。挽いた豆がインスタントコーヒーの空き瓶に保存されていたんですね。こっ恥ずかしいので、素知らぬ顔して飲み続けましたが。

一方、紅茶はフリーズドライのインスタントってほとんどお目にかからない。はたまた日本茶は、葉っぱのままが普通。というのも、なんでだろ? 海外では、スーパーで売られている日本茶のほとんどがティーバッグ形式で、なんか違和感があるんですよねぇ。