yanokami @ 2011年夏フェスティバル


ROCK IN JAPANとSUMMER SONICを観に行くことができました。

8月5日(金)ROCK IN JAPAN FES. 2011
8月14日(日)SUMMER SONIC 2011
8月27日(土)ARABAKI ROCK FES. 11

button ROCK IN JAPAN FES. 2011 - 8月5日(金)-

buttonセットリスト

  1. 終りの季節
  2. Too Good to be True
  3. Don't Speculate(新曲
  4. Bamboo Music
  5. ばらの花

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ステージは、WING TENT。広大な国営ひたち海浜公園で行われるROCK IN JAPAN FES.のステージの中では小規模な方だが、ほぼ一杯のお客さん。そろそろ昼間の蒸し暑さが一段落し始めた17時、開演。

ステージ上には、YAMAHA CP1が一台だけ。そこに、笑顔で矢野さん登場。まずは、ハラカミ氏のトラックをバックに、スタンディングで一曲。二曲目からは、ピアノ演奏しながらの歌唱スタイル。

二曲終わった後、挨拶。
「こんにちは! yanokamiです!! 今日は相方は都合が悪くて来られません」

そして、三曲目は、共同制作がある程度進んだところで東日本大震災が起き、中断してしまったのを、矢野さんが完成させたということ。これは、ハラカミ氏のトラック無しの弾き語りでの演奏だったが、とても力強い、素晴らしい曲だった。この曲が聴けたことが、本当に嬉しい。是非、今後も歌い続けて欲しい一曲だ。

もう一曲、こちらは完成し、iTunesで配信されている曲。そして、最後は、矢野さんがハラカミ氏と出会うきっかけになった曲。その間、yanokamiライヴの恒例、物販案内もあったが、やはり、あの掛け合いが無いのが寂しい。

最後まで、矢野さんの口から「死」という言葉が出ることは無く、演奏後の挨拶では、いつものように会場の拍手を共演者に振り向ける仕草。しかし、そこには誰もいない。それでも笑顔でステージを後にする矢野さん。ハラカミ氏に対する想いは、演奏と歌唱に全て込められていたのだろう。そう思わせるだけの、いつもとは何かが違う熱唱だった。とても矢野さんらしい姿勢だ。

5曲中、4曲、ハラカミ氏のトラックが流され、一応、yanokamiとしてのライヴは成立していたのだが、やはり、ライヴならではの「あ・うん」感が出てこないのが寂しかった。

ライヴ終了後は、矢野さんが物販案内で言った「これが最後のyanokamiグッズです」という言葉に刺激され、物販テントまでマフラータオルを買いに行ってきました。

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button SUMMER SONIC 2011 - 8月14日(日)-

buttonセットリスト

  1. 終りの季節
  2. David
  3. 曇り空(荒井由実
  4. Bamboo Music
  5. Cape(レイ・ハラカミ
  6. Don't Speculate(新曲
  7. ばらの花

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ステージは、BEACH STAGE。2007年と同じステージだが、夕暮れの素敵な雰囲気だった前回とは違い、今年は15時20分開始。晴天の砂浜は暑い。ステージ上には、ピアノの他に、後で登場するゲスト U-zhaan氏が用いるタブラが並べられている。

まずは、スタンディングで一曲。続いてピアノで一曲。
「こんにちは、yanokamiです!」の挨拶の後、「"DAVID"は、今日は都合が悪くて来られなくなったレイ・ハラカミが、サマーソニックで演りたいと言っていた曲だったので、演りました」

三曲目は新曲。すでにハラカミ氏のトラックとバックコーラスも入っている。これは、2010年12月、渋谷のWWWで行われたライヴで披露された曲だったな。

そして、ゲストのU-zhaan(発音は「ユザーン」。アクセントは付けずに平坦に読むとのこと)氏が登場。タブラのチューニングを始め、「しばらく喋っていてもらえますか」。そこで、前日に触らせてもらったタブラについて話し出す矢野さん。いよいよオチというところで、「終わりました」とU-zhaan氏。この、噛み合わなさ、まるでハラカミ氏とのやりとりのようだ。

矢野さんは、一旦、退場し、ハラカミ氏のトラックをバックに、U-zhaan氏がタブラ演奏。元々、"rei harakami × u-zhaan"として一緒に活動していたお二人。音色の組み合わせ、バッチリだ。

矢野さんが戻り、新曲。実はハラカミ氏のトラックも完成しているそうなのだが、今回は、それは用いず、yano × u-zhaan での演奏。これが良かった。ロックインジャパンで、矢野さんのソロで聞いたときにも、素晴らしい曲だと思ったが、今日の共演は、それを上回る印象深さ。はたして、ハラカミ氏のトラックが加わって、どんな作品に仕上がっているのだろうか。yanokamiとしての活動が無くなっても、歌い続けて欲しい曲だ。

最後は、ハラカミ氏のトラックも流し、yanokami × u-zhaanでの演奏。演奏後、矢野さんは声を張りあげ、「u-zhaan! and rei harakami!」

今日もまた、矢野さんの想いが詰まったような、良い演奏だった。そして、U-zhaan氏のタブラとの相性の良さも素敵だった。この組み合わせも、また見てみたいものだ。

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