中国人ビジネスの特徴か、ショッピング・センターに入っている店のほとんどは小規模な個人商店です。同じ系統の店が隣接した場所に並んでいる事が多く、買う方にすれば、一軒ごとの品揃えは少ないし、何軒も見て回らなければならず、結構不便に感じてしまいます。一方、商店側にしても、競争が厳しいらしく、店の入れ替わりが頻繁に起こっています。
我が駅前ビルも、その例外でなく、この半年ほどの間にかなりの店が入れ替わりました。それも、CD屋が潰れたと思ったら、また新たなCD屋が出来たりして、本当に大丈夫かと他人事ながら心配になってしまいます。狭いCD屋が3軒あるよりは、HMVが一軒ある方がよっぽど嬉しいのだけれど...
- BBQ Party (99.10.9)
- 当地のコンドミニアムには、バーベキュー用の設備が設けられていることが多い(米国のアパートでは、各戸に付いているパティオで肉を焼いたりする訳だが、当地の集合住宅にはパティオやベランダが付いていることはほとんど無い)。私の住んでいるところにも、プールサイドに合計4つのバーベキュー・ピットがあり、毎週末、賑わっている。ただでさえ暑いのに、酔狂なものだ、と思っていた。
が、先日、職場のおばちゃんがいきなり
「キモトのとこでバーベキューをやろう」
と言い出した。新築の我がコンドミニアムの設備を使ってみたいだけじゃないか? と邪推したりもするのだが
「お前の誕生日パーティーということで」
と言われると断ることもできない。当日は、配偶者・子供連れで、20名ほどが参加。5時半開始の予定だったが、例によってのシンガポール時間で、6時頃から三々五々、集まってくる。各自、材料、料理を持ち寄ることになっていたため、デザートが最初に到着したり、肝心の"炭"が最後に到着したり、ということになったが、そう言うことに目くじらを立てないのが当地流である。
もう一人参加していた日本人スタッフが、ご家族の都合で早々と帰ってしまい、結局、日本人は私一人。自分で買ってきたワインをせっせと飲み、愛想良さを何とか最後まで維持。
暑いし、疲れるし、やはり誕生祝いは口実に過ぎなかったな、と思いつつも、鶏肉や牛肉を竹串にさして甘めのタレで焼いた「サテー」など、意外においしかったので、良しとしよう。
- 衝動買い物件、それほどハズレ無し (99.10.10)
- 先週、台北、東京で色々と買ってきたDVD、CDだが、そうそうまとまった時間も取れず、チェックはマイ・ペースで進んでいる。初期のKubrickの作品や、美雨ちゃんのアルバムなどは、予想通りの出来の良さで嬉しくなる。
そんな中、完全な衝動買いで内容に不安のあった「Lord of the Dance」だが、かなり楽しめた。タイトルやジャケットでは分からなかったが、アイルランド風ダンスのライブ公演である。よく見ると、パッケージに「Celtics式的民謡楽風」って書いてあった。
アイルランドのダンスというと、The Chieftainsのコンサートでお馴染みだが、背筋をぴしっと伸ばしたままで激しいステップを踏むその動きは、フラメンコのように官能を前面に押し出すのではなく、禁欲的でありながら色っぽく、それを大人数で一糸乱れぬ振り付けで見せられると、非常に快感である。バイオリンを弾きたおす黒革装束のおねえさん二人も大いに結構。それにしても、ダンスの上手な女性は、ひたすら美しく官能的であるのに対し、ダンスの上手な男性って、ナルシズムの強いチンピラにしか見えないのは、私の偏見だろうか?
DVDではもう一枚、「Yellow Submarine」の、いかにも60年代の英国らしいサイケでシニカルな雰囲気も印象的。ピース!
映画館の営業再開の気配が見えない我が駅前ビルですが、今度は「養老の瀧」が店じまい。正式な告知は出されていないようですが、あの雰囲気は改装というよりは撤退だと思う。
ここにあった養老の瀧は日本の直営店ではなく、台湾の養老の瀧の支店、ということで、日本料理屋としては、いまいち感も強かったのですが、なくなるとちょっと寂しい。やはり、この近所に日本人はあまり住んでいないのかなぁ?
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