IN/OUT1999/10/3


地震から一週間後の台北の町並みは、見る限り異常なし。まだ、地域によっては一時的な停電になったり、余震が続いたりはしているようですが、常識的に考えれば、台北での揺れは、建物の倒壊など大規模な被害が出る方がおかしい、という程度だったようです。現地日本人も、停電でテレビが見られなかったこともあり、地震当日、日本からたくさんの心配する電話がかかってきて、逆にびっくりした、という事を言っていました。

ホテルで見たテレビでは、どのチャンネルも地震関連のニュースや、募金を呼びかけるチャリティー番組のようなものばかりでした。そこに映される震源地に近い台中辺りの状況は、本当に悲惨なものなのですが、こういう映像は、自分自身が見知った町並みが廃虚と化しているのを見ない限り、どうしても、傍観者的感想しか抱けないものだな、とも思います。一見普通の暮らしをしている台北の人たちの多くも、阪神・淡路大震災のニュースを東京で見ていて、私が抱いたあの焦燥感を、感じているのだろうな、と思いつつの出張でした。


in最近のIN

買い物リスト in Taipei  (99.9.26)
台北での常宿の近くに、充実したCD屋を見つけた。台湾盤は、日本やシンガポールで買うより安いことが多いので、いくつか購入。中身はまだチェックしていないので、本当に"IN"なのかは、不明ではあるが....

CDの部

  • 小野リサ「DREAM」

  • 許茹芸「眞愛無敵」

  • 矢野顕子「GO GIRL」

許茹芸は、Mandarin Popの女性歌手。MTVでよく見かけるので、とりあえず押さえてみた。
「GO GIRL」はシンガポールで購入したのだが、台北での売り上げも伸ばしておこう、という妙な義務感で購入。

DVDの部

  • Michael Flatley「Lord of the Dance」

「Lord of the Dance」のジャケット写真は映画でパロディにされたほど、恥ずかしい雰囲気もあるのだが、店内で流されていた映像(革ジャンを着てフィドルを弾きまくるお姉ちゃん二人)が、すんごく格好良かったので衝動買い。

買い物リスト in Tokyo  (99.10.2)
日本でも、怒濤の買い物。すべての音楽・映像ソフトをチェックするには、相当時間がかかりそうだ。

CDの部

  • 坂本美雨「DAWN PINK」

  • David Bowie「'hours...'」

  • David Bowie「Ziggy Stardust」

  • David Sylvian「Approaching Silence」

  • はちみつぱい「センチメンタル通り」

  • ムーンライダーズ「短くも美しく燃え」

  • KRAFTWERK「The Best of Kraftwerk」

  • YMO「YMO GO HOME!」

  • V.A.「テクノ歌謡 東芝EMI編」

坂本美雨とDavid Bowieは新譜。「Ziggy」は、CDで持ってなかったのが急に欲しくなった。
David Sylvianは、矢野さんが月刊アッコちゃんで推薦している作品を探したのだが、見つからなかった。Robert Frippとの共演を渋谷公会堂まで見に行ったことがあったが、二人が共演しているCDは持っていなかったので、とりあえずこれを購入。
ムーンライダーズ関係とKRAFTWERKは、昔、エアチェックとかはしていても、ちゃんとレコードを買ったことが無かったので、今更ながら購入。
「テクノ歌謡」は、教授の「フォト・ムジーク」一曲のために購入。

DVDの部

  • Stanley Kubrick監督作品「Killer's Kiss(非情の罠)」

  • Stanley Kubrick監督作品「The Killing(現金に体を張れ)」

  • Stanley Kubrick監督作品「Dr. Strangelove Or : How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb(博士の異常な愛情)」

  • Stanley Kubrick監督作品「Clockwork Orange(時計じかけのオレンジ)」

  • Stanley Kubrick監督作品「Barry Lyndon(バリー リンドン)」

  • Stanley Kubrick監督作品「The Shining(シャイニング)」

  • Stanley Kubrick監督作品「Full Metal Jacket(フルメタル・ジャケット)」

  • 「ウルトラセブン Vol.1〜3」

  • The Beatles「Yellow Submarine」

Kubrickを一気に購入。「2001年」は既に持っているので、あと少しで全作品揃うな。嬉しい。
「ウルトラセブン」は、衝動買い。Vol.10まで発売されているようだったが、全巻一気に買うのは思いとどまった。
「Yellow Submarine」はお約束。

書籍の部

  • 藤沢周平「孤剣」

  • 藤沢周平「刺客」

  • 藤沢周平「凶刃」

「用心棒日月抄」をシンガポールで買ってはまっていたので、続編をまとめて購入。

その他

  • RIMOWAのかばん

  • 服、文具などなど

1〜2泊の出張用鞄の、革の取っ手の部分にカビが生えて、あたかもスウェードのような状態になってしまったので、シンガポールの気候でも絶対にカビが生えない金属製鞄を購入。スーツケースもRIMOWAで揃えちゃおうか、とも思ったが、「分相応」という言葉を思い出し、踏みとどまる。
東急ハンズ、シンガポールにも欲しい。

貰い物も一杯 in Tokyo  (99.10.2)
やのコレ関係で知り合った人達と久しぶりに会う。Video、MD、雑誌、中島らも & わかぎえふ直筆サイン本!! などなど、色々といただいてしまう。ありがたい心遣いである。

物質的な物以上に、精神的にもらったモノの方が大きくて嬉しかったのは、もちろんである。



日本に行ってみると、ファッションの流行、というものを強く意識します。街を行く女性の服装とか化粧とか髪型とかが、数種類に集約できる、という感じで。こういう印象は、シンガポールではあまり受けないものです。物質的豊かさとマスメディアの発達のたまもの、と考えるべきなのか、没個性と考えるべきなのか、私には判断がつきかねますが。

そうした中、やはり、異色なのは渋谷辺りの女の子達。理解不能っす。

一昔前のSFテレビ・ドラマなんかだと、未来の女性達は、とんでもない服装と化粧をしていたものでした。「謎の円盤 UFO」のムーンベース勤務の女性とかね。
そういう番組を、「まさか、未来だからって、そんなに美意識が変わったりしないよ」
と思って見ていたのですが、現実は遙かに先を行っている、という感じです。


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