IN/OUT1999/7/11


前回書いた、NHKの国際放送について、もう少し説明。

番組は、総合テレビと教育テレビから、ニーズの高そうなものをピックアップしたものと、国際放送独自の番組とから構成されています。教育テレビからピックアップされているものは、「ハッチポッチステーション」(見たいっ!)とか、「うたってオドロンパ」(なんだこりゃ?)など。ニュースや大河ドラマ、のど自慢といった人気番組は、ほぼリアルタイムの放送ですが、トップランナーは、数週間遅れになっているようです。そのため、矢野さんが出演された回のオンエア予定を事前にNHKにe-mailで問い合わせていたのですが、その回答の中にこんなフレーズが

ゲストによっては海外に映像が出せない回もありますが、...

特に、サッカーなどのプロスポーツ選手は契約関係が複雑らしく、日本でオンエアした映像をそのままでは流せない場合があるようです。幸い、矢野さんは問題なし。

国際放送独自の番組には、"NHK World Japan This Day"など、英語のニュース番組があります。滅多にテレビは見ないのですが、たまに帰ってきてテレビをつけたら、NHKなのに英語放送、というと、かなりガッカリするものです。


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ハードロックで気力を振り絞る  (99.7.9)
昔、中島らも氏によるカネテツの雑誌広告「啓蒙かまぼこ新聞」の中の4コマ漫画「微笑家族」で、落ち込んでいる父ちゃんに対して、かねてっちゃんが
「落ち込んでる自分を楽しんでいるんじゃない?」
と、鋭いつっこみをしているものがあったと記憶している。そう、落ち込んでいる自分にはまる、というのは、ある意味、心地よさがあるものだ。かねてっちゃん親子に人生の真実を教わるのも情けない話だが......

ということで、落ち込んでいる自分を愛でるのは格好悪い。そーゆー時こそ、なまじ心に染みるような音楽を聴くのではなく、自分を鼓舞しなければ、とばかり、CDを二つ購入。MDに落として、通勤の行き帰り、聞き続けている。どちらも二枚組のベスト盤、

  • Led Zeppelin "Remasters"
  • Deep Purple "30 : Very Best of"

まったく、年を感じさせる選択ではあるが、朝、これらを聴きながら勢いをつけてオフィスに乗り込んでいる今日この頃なのである。まぁ、こういう時期もあるものだ。

因みに、私は、どちらかと言えば Purple派である。ロックとしてのかっこよさは、Zeppelinの方が上回っていると思うのだが、日本人的にはPurpleのメロディーラインの方が感情移入できるような気がする。演歌的ってことかも?


散財で気分転換を図る  (99.7.11)
私のストレス発散は、音楽と買い物である。ということで、日曜日は、お気に入りのIKEAと、Orchardの高島屋へ出かけてくる。

日本だと、こういうときにはまず洋服売場へ出かけるのだが、休日のファッションが、Tシャツ、短パン、サンダルの三点セットだけ、という最近の生活では、そちら方面へは足は向かない。

IKEAでは、ベッドサイドのランプとか、ラグなどを購入。客観的に考えるなら、いったい、あとどれくらいここで暮らすのか、次はどこに引っ越すのか分からないのに、家財道具を増やしてどうする、という事になるのだが、これでいいのだ。

高島屋では、コーヒーを淹れる道具一式を購入。この暑い国で、普段家で飲むのはミネラルウォーターばかりなのに、こんな物揃えてどうする、という話もあるが、Key Coffeeのお姉ちゃんは愛想も良かったし、やっぱり、これでいいのだ。



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我ながら狭量ではある  (99.7.10)
つきあいの深い会社の日本人出向者の方が帰国されるということで、その送別会に呼ばれてきた。実際には、朝からゴルフ・コンペがあったのだが、私はゴルフはしないので、焼き肉屋での夕食会にのみ参加。

私自身は、他社の方とそれほど仕事上接する機会がある訳ではなく、ほとんどの出席者と初対面だったのだが、いささか居心地が悪い。話題の大半が、ゴルフ関連だからというのが、その最大の理由である。

どうも、ゴルフというスポーツとそれを取り巻く諸々が、自分とは全く合わない。例えば、ハンディ。皆が楽しめるための工夫なのだろうが、どうも釈然としない。スポーツと言いながら、合間にビールを飲んだりする余裕があるというのも、変なの、という感じだ。会社のコンペの時に行われる「競馬」という賭も、なんだかダサダサだと思う。

しかしながら、今回のようなゴルフコンペの後の宴会、という状況じゃなくても、初対面のサラリーマンが同席すると、とりあえずゴルフの話題、というケースが良くある。ことに海外の日本人駐在員社会ではその傾向が強い。
「僕はゴルフはしないんです」
と言おうものなら、じゃあ、いったい週末は何をしているのか? と怪訝な顔をされてしまう。こっちにすれば、せっかくの週末、ゴルフなんかで潰す方がもったいないと思うのだが。

ご託を並べず、一度やってみてから文句を言え、と言われればそれまでだし、ゴルフを通して広がる人脈というものが大きな役割を果たしているのを認めるのにやぶさかではないが、多分、一生、クラブを握ることは無いと思う。こういうところは、頑固というか、意固地なのである。



NHKにお勤めの方からの内部情報によれば、NHK国際放送の資金は、国家予算から出ているとのこと。海外に限っては、「日本国営放送」、ということのようです。


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