IN/OUT1999/4/18


元イギリス領だけに、当地で使われている英語はイギリス英語(変な表現だな)が基本。「センター」を"centre"と表記したり、「〜階」を"floor"じゃなくて"storey"と表現したり、「社長」が"president"じゃなくて"managing director"だったりします。自分が知っているのは、アメリカ英語(のごく一部)だけだったんだな、と実感させられます。

イギリス風と言えば、電気もそうです。電圧も高いし、コンセントの形状が三つ又のイギリス・タイプ。コンセント自体にスイッチが付いているのも特徴です。日本や米国タイプのものより、安全性は高そうです。

このコンセントに付いているスイッチ。上下のシーソー式とでも言えば良いのでしょうか。上側には赤い印が付いていて、上の方を押し込めば赤い印が見えなくなるようになっています。これは上を押せば"ON"、だというのが第一印象でした。いや、日本人100人に聞けば、80人以上は、そう思うんじゃないかな。ところが、これが逆。下の方を押し込むのが"ON"。つまり、通電している状態で、上側の赤い印が見える、ということ。そう考えれば、理屈では納得できるのですが、どうも、些細な違和感が残って、落ち着きが悪いのです。


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水よりも時間を節約したい  (99.4.18)
オーナーが用意してくれた洗濯機は、フロント・ローディング式のもの。ぱっと見、乾燥機のような形状のやつである。日本で一般的な洗濯機に比べ、水の消費量が、かなり少ないらしい。

水道水の半分を輸入に頼っているシンガポールで暮らすのである。使い慣れないタイプだなどと文句を言わず使うのに、やぶさかではなかったのだが....。これ、洗濯が完了するのに2時間ちかくかかってしまう。2、3回転、ぐるぐる回ったと思ったら、しばらくそのまま止まって、思い出したようにぐるぐる回っては、また止まって....。途中で休まずにずっと回ってたら30分ぐらいで終わるやろっ、と、つっこみたいのだが、少ない水で効率的に汚れを落とすための工夫なのかもしれない。しかし、朝、ちょっと洗濯してから出かけよう、なんて始めてしまうと、なかなか終わらずにイライラすることになる。

この、のんびりムード、あるいは、洗濯機がイタリア製なのも一因なのかもしれない。行ったことも無いのにイメージで語るのが失礼なのは承知だが、ちょっと働いては休む、ってリズムがなんかラテンっぽい。だとしたら、スペイン製とかケニア製の洗濯機には、生涯近づきたくないよなぁ、と思う今日この頃である。



アパートに引っ越し、荷物も届き、さて、これから生活周りを整えて、さらにはオーディオやらPCやらを購入して、と思っていたのだが、今月は仕事の方がすっかり忙しくなってしまい、まったく、時間が取れない。まぁ、帰って寝るだけなんだから、構わないと言えば構わないんだけど。やれやれ。


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