IN/OUT1999/4/11


傘を持たずにアパートを出て、MRTを降りたら土砂降りの雨。オフィスに着くまでにすっかり濡れてしまったのですが、会社のおばちゃん社員が親切にも
「手洗いにある、手を乾かす温風器で髪を乾かした方が良いわよ。風邪引くよ」
と言ってくれました。まぁ、さすがにこれは冗談だろうと思って、笑って受け流していたら
「真剣に言ってるのよ。私はしょっちゅうやっているわよ」

うーん。おばちゃんのたくましさは万国共通だ、とその時は感心してしまいました。が、この話を同僚にしたところ、
「いや、手洗いによっては、乾燥機の温風の吹き出し口が回転するようになっていて、髪を乾かすのにも対応しているんだ。インドネシアあたりの人は一日に何度も水浴びをするからね」
とのこと。今まで、手洗いに備え付けられているシャワーのようなホースは、用を足した後のお尻を洗うためのものだと思っていたのですが、あれで頭から水をかぶる人も多いのだそうです。まだまだ、分かっていないことが多いものです。


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剥がしたいのに  (99.4.5)
商品についているシール、あるいは、透明な保護シートの類。これを気にせずにそのまま使う人と、剥がさないと気が済まない人。世の中には二種類の人が存在するわけだが、私は、もう絶対に後者である。

引っ越し後のこの時期、色々と買ってきた生活雑貨などを前に、まずは値札剥がしから、と取りかかるのだが、強力な糊が使われていることが結構ある。概ね、メーカーが貼り付けているシールは剥がしやすいのだが、店が貼っている値札やバーコードの類は手強い。ドライヤーを使って暖めて糊を柔らかくするという、お婆ちゃんの知恵袋的手法を駆使しても、簡単にはいかない。結局、中途半端に糊が残って、何とも汚い事になってしまう。値札がポスト・イットのように簡単に剥がせちゃうと、店頭でこっそり貼り替える奴が出てくる、ということを警戒しているのかもしれないが、もう少し何とかならないものか。せめて、目立たないところに貼るとかさぁ。

最悪だったのは、定規。残った糊をこそげ取ろうと、ごしごし擦っていたら、目盛りや数字が消えてしまった。糊より弱いインク。定規メーカーと値札メーカーには、スペックの見直しを強く要求したい。


もらったはいいけど  (99.4.10)
人事異動のシーズンになり、何名かの日本人スタッフが帰任することになった。どこのアパートも、原則は家具付きの物件なので、それほど荷物の処分に頭を悩ませることは無いみたいだが、残留組に託される物もいくつかある。

まず、もらったのが「調味料一式」。これらをいちいち買い揃えるのは結構面倒くさいものなので、ありがたい。が、いかんせん、このところの忙しさで、アパートでの食事はもっぱらレトルト食品になっていて、ほとんど使う機会が無い。

また、別の人からは、日本から送られてきたビデオを何本か譲り受けた。今は忙しい時期なのだから、後でゆっくり観ることにすれば良いのだが、ついつい、夜中に日曜洋画劇場を録画した「スピード」を再生し始めてしまった。最初のエレベーターのシーンで今日は切り上げて寝よう、と思っていたのだが、やはり、あの映画を途中でストップするのは不可能だった。まぁ、寝不足で翌日つらいことになったのは自業自得なのだが、悔しいのは最後の解説が始まったところで録画が終了していたこと。淀長さんの解説が楽しみだったのにぃ。



どうも、小市民的・重箱の隅的OUTネタばかりで、ろくな生活をしていないな、と我ながら愕然としてしまう今日この頃です。いかんいかん。


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