IN/OUT1999/2/7


シンガポールに着任しました。

第一印象を一言で言えば、若い東京、といったところでしょうか。米国やヨーロッパの大都市とは違う、いかにも近代的なアジアの都市という雰囲気で、活気があります。が、住んでいる中国系、インド系、マレー系といった人々が、自分たちの伝統を持ち込んでいるにも関わらず、あまり土着的な匂いが感じられないところが、近代性の影に各国民性を濃厚に感じさせる東京や香港、バンコクといった街との違いだと思います。多民族であること、まだ独立国家となってから歴史が浅いこと、政府の強力な指導の元、計画的に開発が進められていることなどが、その原因なのかもしれません。

まぁ、まだ一週間で、街の中心部をほんの少ししか見ていないので、これから、色々と印象も変わってくるのでしょう。


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食在星州 
噂通り、シンガポールは食べ物の美味しいところのようだ。まだ、一週間目なので、毎食、人に連れていってもらっていたのだが、ハズレはほとんど無い。

印象的だったのは、重慶火鍋餐庁のHot Pot。中華風の鍋である。半分に仕切られた鍋の半分には白濁したまろやか濃厚系のスープ、もう半分には真っ赤な四川風ピリ辛スープが入っていて、ここに、牛・豚・魚のすり身・エビ・野菜などなどを入れるという趣向だ。この赤いスープの辛さが半端じゃないのだが、店の人が言うには、これが基本の味で、ここから辛さを増やすこともできるらしい。基本で充分辛い、いや、「痛い」ぐらいの味なのだが、何故か箸が伸びる回数は、赤いスープの方が多くなってしまう。食べ終わると、体中が火照っている。

昼食は、Hawkers CentreまたはFood Courtと呼ばれる屋台街で食べることが多かったが、日本円にして200〜300円で美味しい物が食べられるのが、嬉しい。たまに、日本食屋で昼食を取ると、4〜5倍の値段になってしまう。

その日本食屋だが、とにかく軒数が多い。ビルの1軒丸ごと、日本食屋が入ったところもあるぐらいだ。味も日本で食べるのに近い。もちろん、美味しい店もあるが、不味いものもある。ただ、米国の不味い日本食と違い、こちらで不味い日本食と言うのは、日本で食べる不味い日本食と同じ不味さ、なのだ。これはこれで、安心感があるとも言える。



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足が棒  (99.2.6)
シンガポールに到着して最初の休日。街を散策した。

一番の繁華街、Orchard Roadを歩き、HMVでCDを買い、紀伊国屋で本を買い(まだホテル暮らしなのにこんなものを買い込んで、どうするんだ?)、伊勢丹や高島屋を冷やかし、Starbucksでアイス・カフェ・ラテを飲む。東京と同じである。

それにしても、蒸し暑い。この時期は一年の中では比較的ましな季節らしいのだが、米国で自動車中心の生活を9ヶ月送ってきた人間には、この気温の中を歩き回るのは堪える。通りが碁盤の目状になっていないというのも、散策には不向きだ。半日歩き回っただけで、疲労困憊してしまった。



moving付録 : 今週のお引越し

シンガポール到着  (99.1.31)
関西空港からシンガポールへ飛ぶ。6時間半ほどのフライトだが、時差が1時間なのはありがたい。

空港からタクシーでホテルへ。最低2週間の長期滞在ということで予約してあったせいか、結構、好待遇である。アメリカ並とまではいかないまでも、部屋も広い。さらに、勤務先が隣のビル、というのがありがたい。通勤時間、door to doorで3分弱。


Employment Pass申請  (99.2.1)
長期滞在に必要なEmployment Passの申請。と言っても、必要書類は日本で準備してもらっていたし、こちらでの手続きは勤務先の庶務の人がやってくれているので、自分でやることはほとんど無し。


アパート探し開始  (99.2.4)
庶務の人と不動産エージェントに同行してもらい、5軒ほどアパートを見て回る。こちらでは、部屋を所有している個人オーナーと、エージェントを通して交渉するという形式が一般的なようで、米国のように、アパート全体を所有する不動産業者というのは存在しないみたいだ。

アパートには、主に地元の人用の公営集合住宅(HDB)と、プールやテニスコート等が備わりセキュリティのしっかりしたCondominiumがある。「コンド」と略して呼ばれる後者の方を見たのだが、米国のアパート事情とはかなり違う。

まず、高い。米国だと、広大な敷地に3階建て程度の集合住宅が何軒も立ち並ぶというスタイルだが、こちらでは、高層ビル。ついでに言えば、家賃も高い。ポートランドに比べれば3倍以上。東京並み、あるいはそれ以上する感じだ。

また、家具が備え付けになっているのも違う点。冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ソファー、ダイニング・テーブル、ベッド等。部屋の広さは米国並みで、2ベッドルームのコンドだと、900スクエアフィート以上あるのが一般的みたい。日本風に言えば2LDKで90平方メートル、というところか。ウォークイン・クローゼットが無いのは、ちょっと残念。

外食が一般的なところなので、台所の設備が使いにくそうなところが多いというのも、残念なところ。暑いので、水回り系に汚れが目立つのも気になる。一軒、新築のところがあったのだが、通に言わせると、手抜き建築が結構あるので、人が2年ぐらい住んで問題点の洗い出しが済んだ物件の方が良いらしい。

5軒、いずれも帯に短したすきに長し、という感じだった。今回は、主に東部を見て回ったので、来週は中心部と西部をアレンジしてもらうことにした。


銀行口座開設  (99.2.5)
Employment Passが取得できないと、小切手発行用のCurrent Accountは開設できないのだが、給与支払い等のためのSaving Accountのみ開設した。



人々がせっかちなところも、欧米より日本に近い、と感じるところです。米国では、「エレベーターのCloseボタンを押すのは日本人だけだ」と揶揄されていたのですが、こちらの人は100%、Closeボタンを押しています。米国流に、人々の乗降が終わっても、ドアの脇にぼーっと立っていると、ほんの2〜3秒でも「何でドアを閉めるボタンを押さないんだ」という目で睨まれてしまいます。

もうひとつ、シンガポール人のせっかちさが出ていると思ったのが、MRT(地下鉄)のエスカレーター。日本のように、エスカレーターの上を歩く人こそいませんが、動くスピードがかなり速い。初めて乗ったときには、予想外の加速度にバランスを失いかけてしまいました。あれじゃ、年寄りの方が乗り降りするのは大変ではないのだろうか?


このサイトのURLは
http://www02.so-net.ne.jp/~kimoto-j/
ですが、転送サービスを使って、
http://www.jkwp.com/
または
http://jkwp.com/
でもアクセスできるようにしました。サーバーを借りて完全に自己ドメインで運用することや、フレーム転送といった方式も考えたのですが、レンタルサーバー屋を絞りきれなかったのと、URLを完全に変えてしまうのに躊躇したこと、また、フレーム転送を使うと、「やのコレ」などに移動しても表示されるURLが"jkwp.com"のまま変わらないということで、この単純な転送方式を採用することにしました。

同様に、メールアドレスも、
kimoto@jkwp.com
でも
jk@jkwp.com
でも、
kimoto-j@ca2.so-net.ne.jp
に転送するようしました。

外国人、特に米国人に長いメールアドレスを教えるのが面倒くさかったというのが最大の理由です。


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