IN/OUT1999/1/1


新しい一年が始まりました。明日から東海岸へ出張するので、いつもよりちょっと早く更新です。

で、いきなり去年の話になっちゃいますが、こちらのクリスマス、お店がほとんど閉まっていて、みんな、家族・親戚とともに家で過ごす、と言えば、日本ならお正月の雰囲気に近いかも。家族でお参りにも行きますしね。

逆に、大晦日の夜は派手に騒ぐのに、元日になっちゃうと、普通にお店も営業していて、別に「特別な日」という感じの無い年越しというのは、日本のクリスマス・イブとクリスマスの二日間、に近いかもしれません。


in最近のIN

The Nutcracker  (98.12.27)
クリスマス・シーズンの定番と言えば、バレエ・クルミ割り人形、というのがこちらの相場らしい。バレエなんて、ちゃんと観たことは無かったし、クルミ割り人形の音楽と言えば、EL&Pの NutRockerを最初に思い出す、という私なのだが、このクリスマス休み、あまりにも暇だったので、Oregon Ballet Theatreの公演に出かけてみることにした。

開演1時間前に、チケット売場で当日券を聞いてみたのだが、前から6列目のど真ん中、という席が残っているという。どうせ隅の席しかないのだろうから、チケットも安いだろうと思っていたのだが、せっかくなので、ちょっと奮発。場内はほぼ満席だったので、寸前でキャンセルがあったのかもしれない。

演目としては、お子さま向きのものであり、事実、場内は子供連れの人ばかり。だけど意外に楽しめた。技術的なことは分からないので、このバレエ団のレベルがどれくらいのものなのか、知る由もないのだが、やはり、鍛錬された肉体が作り出す動きには迫力がある。大団円ともなると、けっこう高揚感もあり、ぐぐっと引き込まれてしまう。Marie役のバレリーナが可愛らしかったのも好印象。しかしながら、肝心のクルミ割り人形が、最初に等身大となって登場したときのかぶり物、絵本通りらしいのだが、歯をむき出したヒゲおやじ、という感じで、おかしいやら悲しいやら。後半は、素顔での舞台になるのだが、最初にあのかぶり物で登場しておいて、プリンスと言われてもなぁ。それとも、米国人の美意識では、あれで、OKなんだろうか?

舞台の隅々まで気を配ったセット及び演出も大した物だと思う。だけど、バレエって、科白もナレーションも歌詞も無い訳で、前もってストーリーを知っておかなければ、舞台上で起こっていることを理解するのは不可能だろう。開演前にプログラムを読んでおいて良かった。

さて、そのプログラムによれば、Oregon Ballet Theatreは、3月に、Coco Chanelの生涯を描いた新作バレエと、Pink FloydのDark Side of the Moonによるロック・バレエ「Go Ask Alice」の再演、を行うという。これは面白そうだ。観に来たいねぇ....


カウントダウンはさぶさぶで  (98.12.31)
大晦日の夕食は、香港からの移民である()部下が自宅に招いてくれた。「"さぶさぶ"をやるから、いらっしゃい」......??

"さぶさぶ"というのは、"しゃぶしゃぶ"の事だった。とは言っても、そこは香港風。牛肉の他に、エビ、えのきたけ。ここらへんはOK。さらに、ムール貝、たこ、魚のすり身団子、さつま揚げ...。ついでに、油揚げに豚レバー.....。あくは取らないし、付けるのはポン酢じゃなくて、Spicy Soy Sauce。ま、それなりに美味しかったので、問題なしではある。

BGMは酒井法子。息子さんが大ファンだと言う。アジアの歌姫というのは本当だったのだ。さらに、山口百恵に中島みゆき。

酒井法子さんは最近結婚したよ、と教えてあげたら、すっかりショックを受けたていたお兄ちゃんが外出し、残った弟の方が、兄の部屋から日本語のタイトルが付いているVideo CDを持ってきてくれた。香港方面ではVideo CDが普及しているのだなぁ、と思いつつ手に取ったそれには、聞いたことの無い女性の名前が書かれている。自分の知らないアイドルか何かだろうと思い、再生してもらったら.....あらら、これはお兄ちゃん秘蔵のAVでしたな.....。

などと、過ごしているうちに、年が替わる。アメリカでの年越しとは思えない情景ではあったなぁ。



moving付録 : 今週のお引越し

航空券手配その2  (98.12.27)
日本の関連会社と電子メールでやりとりができ、羽田→伊丹及び、関空→次の任地 の航空券の予約完了。嫌いなJALになってしまったのが悔やまれる。


ホテル予約その2  (98.12.28)
新任地でのホテルを、現地の人に予約してもらった。これで、移動ルートはほぼ確定。



昨日をもって、勤務先は完全閉鎖。建物自体も不動産管理会社の手に委ねられ、何とも寂しいことになってしまいました。しかし、そういう事を振り返ってばかりもいられません。まずは、引っ越し。そして来月からは、初めての国で新しい仕事。去年に続き今年も、慌ただしい一年になりそうです。中旬頃にやってくるらしいアンゴルモアの大王さんとやらの相手をする暇は無いみたい。

そういう状況の中、トップページのデザインを換えてみました。こういう作業は、忙しい時の現実逃避にもってこい。さらに、こちらで知り合った人々からのリクエストに応え、(手抜き)英語ページも作成。本当に、今年も慌ただしくなると覚悟しているのか<俺


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