日本人は休み無しに働いているのに、欧米の人は休んでばかり、という先入観がこちらに来るまでは有ったのですが、いざ米国で働いてみると、日本の方がはるかに休みが多いようです。
もちろん、1週間、2週間というヴァケイションを取る人も多いのですが(日本人赴任者には結構難しいけど)、それも年に一回。それ以外の休みは、今の勤務先だと、今年は全部で6日ほど。日本だと祝日だけで13日ぐらいあるんだったっけ? 会社によっては、ゴールデンウィークや夏休みの連続休暇がどどーんとあったりもするし。もちろん、業種や会社個別の事情は色々違うでしょうが、一般的に言っちゃうと、一斉に休む日は沢山設定してあるけど、その分、平日の残業が多い、というのが日本で、普段は残業無しで毎日働いて、年に一度、個人の好きな時期にまとめてヴァケイションを取るのが米国、という感じだと思います。どっちが好きかと言われれば、私は圧倒的に米国タイプですね。
- おもちゃ屋は侮れない (98.11.28)
- Toys R Us(このネーミングの巧さは、カタカナに置き換え不可能)へ行ってきた。第一印象は、「置いてある物がでかい!」日本の一般的住宅では、室内で遊ぶことが不可能なサイズのものが目立つ。その分、面白そうにも見えるのだが。
しかし、小物類も、見て回ると面白いものが多い。"NINTENDO 64"ブランドのカメラやヘッドホンステレオなんて、日本にもあるのだろうか? "LEGO"って単純なブロックだと思っていたのに、今や、マイコンで制御でき、動きをプログラム可能なモデルまで登場している。ちょっと、欲しい。"SPICE GIRLS"のキャラクターグッズの多さに、彼女達のお子様人気を思い知る。かつてのピンクレディみたいなものか。5人セットの人形は、ちょっと欲しくなる.....
驚いたのは、"CD-ROM付きぬいぐるみ"。MATTELが出している"My Interactive Pooh"は、くまのプーさんと一緒にPCでゲームをしたりできるらしい。頭と口が動くプーさんはユーザーの名前を覚えて話し掛けてくれるし、歌も歌う。新しい歌やおしゃべりをダウンロードすることも可能。スクリーン上のバーチャルなぬいぐるみじゃなくて、本物の、結構大きいぬいぐるみをPCと連動させているのだ。可愛い。MicrosoftもCD-ROM付きのぬいぐるみを出しているが、こちらのキャラクターはあまり可愛くない。
MATTELと言えば、Barbieだが、これも見ていて面白い。あらゆる衣装・職業に挑戦するBarbieとその友達だが、"Oshogatsu Barbie"なんていう和服バージョンもある。Barbie as Agent Dana ScullyとKen as Agnet Fox Mulderの2体セット、"X-Files Barbie"。中々雰囲気が出ていて、大いに物欲をかきたてられる。
本来の目的は日本へのお土産調達だったのだが、大きい物を買うわけにもいかないので、そっちは適当に片付けて、すっかり楽しんでしまったのである。
- 効き目は?? (98.11.26)
- 日本へ矢野顕子さんのコンサートを観に"さとがえる"つもりなのだが、問題は時差ぼけである。せっかくの公演、心身ともに良いコンディションで臨みたいものだ。ということで、時差ぼけの特効薬とも言われるメラトニンを購入し、試してみた。
松果体から分泌されるこのホルモンは、生体リズムを調整する鍵になる働きをしており、それを外部から補給すれば自然な眠りが訪れる、ということらしいのだが、このメラトニン、年を取るにしたがって分泌量が減ってくるらしい。それなら、これを補給する → 若い状態に体が戻る → 若返りの特効薬 → 肥満予防にもガンにもエイズにも効いちゃう。と、なんだか話が膨らんで、最近では個人輸入する人や、輸入代行でお金儲けする人が増えたことでも有名である。
試しに、寝る前に1錠、飲んでみたのだが、妙に夢を覚えているぐらいで、特に普段の眠りと変わらないし、目覚めが爽快かと言えば、そういうこともなく、どちらかと言えば、次の日、一日中眠気が取れなかったぐらいである。これでは、本番でどの程度効果があるのか不安である。まぁ、このメラトニン、オーバーに喧伝されているが、スーパーマーケットで、ビタミン補給食品やにんにくエキスの錠剤などの栄養補助食品の棚に並んでいるものなのだ。そういう意味では、「これは凄いホルモンだから、劇的に効いちゃうのだ」と信じ込んで、プラシーボ効果を期待した方が良いのかもしれない。
- アパート契約更改
- あと二ヶ月弱で、またもや引越しをしなければならないのだが、現時点では、具体的な日程や行き先が最終決定しているわけでは無い。が、そうは言っても、できることから準備を始めておく必要がある。またもや海外引越しだし.....
とりあえず、今月一杯で切れるアパートの契約を、これまでの半年単位から1ヶ月単位に切り換えてもらった。「1ヶ月単位の契約では、月々の家賃が上がるのだが、いくらになるか、すぐには分からない。30分ほどで電話するから」と言われ、部屋に戻って待つこと2時間。しびれを切らせて、管理人棟を訪ねると、先ほどとは違う人がいる。
この近辺だけなのか、あるいは米国共通なのか分からないが、どこのアパートでも、管理をしている人は、なぜか「モデル体型」のおねえちゃんである事が非常に多い。我がアパートも例外では無いのだが、今、目の前いる人は、皮のジャケットを着てメイクも濃い目、モデルルーム内に威勢の良いロック・ミュージックを大音量でかけている......。事情を説明すると、キャビネットから書類を探し出して「うーんと、まだ事務手続きが終わってないわね。で、何で1ヶ月単位にするの? あぁ、一月に引っ越すのね。じゃあ、あと少しだから、家賃、今まで通りで良いわよ」......。まぁ、見かけはともかく、不動産会社の人な訳だから、大丈夫なのだろう。一応、不安もあるので、その場で覚書を作りサインをしてもらっておく。
日数が少ないせいか、祝日には、皆休んじゃうのも米国流です。26日はThanks Giving Dayだったのですが、年末の買い物シーズンにも関わらず、ほとんどの店は閉まっていました。この日は、家で家族揃って七面鳥の丸焼きを食べているのでしょう。独り暮しの身には、何とも手持ち無沙汰の1日でした。
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