IN/OUT1998/10/31


"Daylight Saving Time"、いわゆる「夏時間」が終わりました。

これは、経済効果や省エネを狙ってと言うよりは、緯度の高い地域に住む西欧の人々が、

せっかく、夏場、日が長いんだから、もっと夜遅くまで外で遊べるようにしよう。

冬は、どうせ寒いんだし、早く日が暮れても構わないや。

という発想で始めた制度だと思います。暗く寒い冬は、家の中で静かに過ごし、その反動で、夏場は屋外で思いっきり日の光を満喫するという風に、季節感に人為的にメリハリを付け加えたものでしょう。これには、緯度が高い地域=ただでさえ、夏場、日が暮れる時間が遅い、と言うことが前提になっていると思います。さらに、屋外で時間を過ごす施設の充実も大切でしょう。公共のテニスコートなどの無料もしくは低料金のスポーツ施設、オープンカフェ、広い庭、個人用プールなどなど。これに"Daylight Saving Time"を組み合わせれば、10時、11時頃まで、外で楽しむことができる訳です。さらに言うなら、あまり残業をしない。仕事が終われば家族との時間を大切にする、と言う事も、こうしたメリハリのついた季節の過ごし方の重要なポイントだと思います。

日本でも、「夏時間」の導入が検討されることがあるようですが、こうしたことを考えると、果たして日本でメリットあるのか疑問です。


in最近のIN

Citrus Express  (98.10.25)
地元紙「Oregonian」に掲載された調査によれば、キッチン用品における近年最高の発明品。グレープフルーツなど大型柑橘類を

  • 半分に切る。

  • 付属の芯抜き器で、芯を抜く。

  • 本体にセットして、上からカバーをかぶせて押さえつける。

  • 軽く回す。

これだけの手順で、見事に一口大に切り分けるというもの。

実際に使って見ると、なるほど、便利。ほとんど力も必要ない。ただ、結構、皮の方に身が残るところはいま一つ。これだけなら、"IN"という程のインパクトは無いのだが、日本の通販で買うと6,000円以上すると聞いてびっくり。こちらでは13ドル余。にしても、最近、こういう物ばかり買っているな。


Pumpkin Masters  (98.10.27)
ハロウィンと言えば、かぼちゃのランタンである。あんな物、本当に飾るのか?と思っていたのだけど、かなり多くの家のベランダに見ることができる。となると、自分でも作ってみたくなる。

一人暮しの日本人が大きなかぼちゃランタンと言うのも、気恥ずかしいものがあるので、直径3インチ、1個50セントのミニチュアかぼちゃを買ってきた。そして、Pumpkin Masters(かぼちゃ工作キット。4.5ドル)である。

作り方は、意外に簡単。

  • かぼちゃのてっぺんか底を丸く切り取り、中の種やら繊維質やらが詰まった柔らかい部分をほじくりだす。

  • 下絵を描く(Pumpkin Mastersに転写用の型紙が付いているのだが、"ミニチュア"なので、シンプルに目と口だけを直接描いた)。

  • Pumpkin Mastersに入っている穴あけ器、要は先の尖ったプラスチックの棒、で下絵の要所要所に穴を開ける。

  • Pumpkin Mastersに入っている糸ノコで切っていく。

「工作」なんて久しぶりだったけど、やってみると面白い。日本の食用かぼちゃと違って、皮がそれほど固くないので、細工も簡単にできる。いかんせん、ミニチュアかぼちゃで作ったので、中にろうそくを入れることができないのが残念だ。いつか、大きいランタンを作って見たいものである。


百鬼夜行アメリカン  (98.10.31)
ということで、Halloweenである。かぼちゃランタンだの、ライナスが信じてる「かぼちゃ大王」だの、"Trick or Treat"だの、どうも子供向けイベントだという先入観があったのだが、実際には大人も大いに楽しんでいるようだ。

もちろん、大人が近所の家々を回ってお菓子をもらう訳ではない。彼らは「仮装」に気合を入れるのである。それも、パーティーのためだけに、というのではない。前日の昼間あたりから、街には変な格好をした人が溢れかえるのだ。金曜日、ランチを食べに入ったレストランでは、全身ピンクのうさぎの着ぐるみに身を包んだおばさんが、主婦らしき集団の中に当たり前のように溶け込んで食事をしている。虎の親子が通りを歩いている。魔女もいる。本屋の店員はぶっ飛んだメイクと異様な模様のセーターを身にまといながら、ごく普通に接客している....。「変な格好をしても奇異な目で見られない」せっかくのチャンスを活かさにゃ損、ということなのだろう。

で、当日の夕方になると子供たちの出番となる。この日は米人同僚宅で夕食をごちそうになっていたのだが、さすがに住宅地の中の一軒家だけに、次々と"Trick or Treater"の来襲である。早い時間は、親に連れられた幼児達で、親の方が夢中なって工夫を凝らしたと思しき扮装をしているのが可愛い。時間が経つにつれ、年齢層が上がってくるが、彼らは自分で扮装をしている分、「仮装」としてはちょっと見劣りがする。そのうち、「お前らがお菓子もらってどうするねん」と突っ込みたくなるようなティーンエイジャー達までやって来る。

現実には、この時とばかり、停めてある車に生卵をぶつけたり、庭先のかぼちゃランタンを盗んだり、と悪さをするガキどもがいたりするらしいし、自分も仮装しろと言われると引いてしまいそうだが、見ている分には、中々楽しいイベントなのである。



日本でも、ハロウィンの日に仮装パーティーを開く、ちょっと「かぶれた」人達がいましたが、「夏時間」と同様、様々なバックグラウンド無しに、真似っ子するのは、もの凄くカッコ悪いと思います。きっと同様の感想をクリスマスでも抱くのだろうなぁ、という予感もしています。


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