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冬の矢野顕子強化月間スタート。岐阜県可児市は、会場周辺に何も無く、せっかくの遠征先の食事がコンビニ弁当という寂しいことになってしまいました。
最近のIN
観客の間で考察が飛び交い、米国でスマッシュ・ヒットを記録したというホラー映画を観てきた。
米国の郊外の街で、ある夜、小学生17人が同じ時刻に目を覚まし、家の外に走り出し、そのまま行方不明になってしまうという事件が起きる。映画は、関係者達=疑いの目を向けられた担任の教師、失踪した子供の父親、警察官、ヤク中の青年、校長、行方不明にならなかったクラスでただ1人の少年、それぞれの視点から語られ、徐々に何が起こったのか明らかになってくるという趣向。
映画の前半は、とにかく怖い。そもそも、犯罪絡みなのか、モンスターや宇宙人が背後に潜んでいるのか、霊的な事件なのか、超常現象なのか、全く分からない中、緊張感が持続する。
が、徐々に真相の輪郭が見えてくると、映画の雰囲気は変わり、ブラックな笑いも出てくる。というか、終盤には、映画館内、爆笑というシーンもある。この語り口が実に上手い!
R18+のホラー映画ではあるが、ジャンプスケアや肉体損壊描写は(それなりにエグいが)控え目。サスペンスと、謎解きと、ブラック・ユーモアに満ちた快作だ。”Weapons”というタイトルの意味も、ちゃんと回収される(変な邦題を付けなかったのは、配給会社の英断だと思う)。真相の鍵を握るAmy Madiganの怪演も突き抜けている。唯一、128分という長さだけは、もう少し、刈り込んでも良かったような気はする。
監督・脚本・音楽を手掛けた Zach Creggerは、コメディアンとしても活動しているということだが、中々の才人だと思う。今後も、要チェックだ。
先週の仙台に続いて、上原ひろみのプロジェクト "Hiromi's Sonicwonder”の公演を観に、東京国際フォーラムに行ってきた。
メンバーは、もちろん
・上原ひろみ(piano & keyboards)
・Hadrien Feraud(bass)
・Gene Coye(drums)
・Adam O’Farrill(trumpet)
ツアー・グッズでキャラクター化もされている不動の4人。
5,012席のホールA。私の席は、今回も舞台向かって右。ひろみ嬢とは反対の、ドラムス側。1階のかなり後方だが、まぁ、これだけデカいホールなので、贅沢は言えない。
今回も、ロビーには、"フォトスポット"が設置されていた。仙台の時より、メンバーのサインが増えている。
本編のセットリストは、仙台と同じだ。まずは、このプロジェクトの1st Albumのタイトル曲「Sonicwonderland」。自分の位置からだとプレイヤーは小さくしか見えないが、大きなホールだけに、ステージ脇にスクリーンが設置されているのがありがたい(カメラワークも悪くはなかったが、個人的には、ひろみ嬢の手元のアップだけを映し続けて欲しいな)。今回も、出だしから凄い凄い。
続いては、2nd Albumのタイトル曲「OUT THERE」。4曲構成の組曲を一気に演奏。「箱根駅伝のようにたすきを繋げていくので、沿道で声援してください」とのMCも仙台と同じ。見事に構築された組曲だ。個人的には、終盤、猛烈な勢いでエレピを弾き倒したひろみ嬢が、全力出し切った!という感じで立ち上がり、Adamのトランペットに耳を傾ける瞬間が好きだなぁ。ここで、20分間の休憩。
第2部、「Up」、「Utopia」、「XYZ」、そして、「Yes! Ramen!!」と、私の好きな曲ばかりの詰め合わせ。大いに盛り上がる。ホールの大きさを意識したのか、ひろみ嬢のプレイも、派手なアクションが多めなような気がする。そして、そうした迫力だけでなく、「Up」での、ひろみ嬢とHadrienだけで演奏するパートに、他のメンバーとはまた違う、お二人の強固な信頼感が溢れているところなど、エモい箇所も堪らん。
アンコール。ひろみ嬢のソロは、会場ごとに違うみたいだ。今回は「Blackbird」。静謐な曲調だが、あちこちに、様々な曲の引用が顔を出すサービス精神が楽しい。そして、バンドで「バルーン・ポップ」で全編終了。今回も、大々満足。
ひろみ嬢のツアーは、あと1回、参戦予定。次回も楽しみだ。
矢野顕子のライヴ観戦のついでに、お気に入りの名古屋港水族館に行ってきた。
前回、訪れたのは、昨年、YESのライヴ観戦のついでだったので、1年ぶり。
しかし、今年の8月3日、シャチのアース君が亡くなってしまったそうだ。
そのため、今いるシャチは、リンちゃん一頭のみ。寂しい…
それでも、展示の充実度は流石である。ペンギンも大迫力だし、
仙台では狭い水槽で可哀想だったウミガメも、ここでは悠々。
一方、ホルマリン漬けの標本が多数飾られているなど、学術要素が高いのも特徴だ。
そして、やはり見所は、海獣類。
ということで、イルカのショーを見学。
シャチの公開トレーニングも見学。
どちらも、イルカやシャチに過度なストレスをかけないよう、配慮している感じだ(イルカの芸は、抑え気味という印象。シャチは、観客席から離れたところでトレーニング)。
「ベルーガのふしぎな魚の食べ方」というイベントも見学。ベルーガが水を吹きだして海底の砂を巻き上げ、中に潜っていた魚を吸い込んで食べる習性を解説するというもの。他にも、バブルリングを作ってくれたりと、芸達者で可愛い。
やはり、見応えのある水族館だ。願わくば、シャチのリンちゃんには、長生きしてもらいものである。
今年は、決してライヴ本数が多いという訳でも無いのですが、何だか色々と慌ただしい年末です。
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