IN/OUT (2023.5.21)

同年代との話題に占める病気自慢が増えつつあるのを実感する、今日この頃です。


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「ボストン・ブラス meets エリック・ミヤシロ」@銀座ヤマハホール23.5.20

銀座ヤマハホールアメリカを代表する金管五重奏団、Boston Brassと、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラを牽引するトランぺッター、エリック・ミヤシロのコラボレーション公演を観に、銀座ヤマハホールに行ってきた。

Bsoton Brassは、1986年設立。Jeff Conner(トランペット。設立時からのメンバー)、Jose Sibaja(トランペット)、Chris Castellanos(ホルン)、Domingo Pagliuca(トロンボーン)、William Russell(チューバ)の5人編成。

ヤマハホールは、ヤマハ銀座店の7階にあるキャパ 333席のホール。今回、初めて訪れたが、さすがはヤマハ。とても素直な音響のホールだ。因みに、今回の公演は、PA無しの生音であるが、それが、綺麗に、聞きやすい音で響く。

公演は、ハチャトゥリアンの「剣の舞」でスタート。確かに、5人とも素晴らしいテクニックだ。選曲も、J. S. バッハの作品、ピアソラの作品、Gershwinの「Summertime」など、幅広い。ただ、端正な演奏という印象で、私のような門外漢からすると、学生のブラスバンド部が凄く進化した五重奏という感じもする。1曲毎に、曲紹介などMCを入れてくれるのだが、それに逐一、同時通訳が入るのも、生真面目なクラシック系という雰囲気を高めている。

ゲストのエリック・ミヤシロが登場。6人で演奏するのは、T-SQUAREの「宝島」、エリック・ミヤシロ・アレンジ版。さすがはフュージョン系のトップ・ミュージシャン。圧倒的な熱量で、Boston Brassを圧倒する勢いだ。

20分間の休憩を挟んで第二部。ここも、申し訳ないが、Boston Brassの5人だけの演奏よりも、終盤にエリック・ミヤシロが再登場し、「Birdland」を演ったときに一気に盛り上がってしまった。彼が、世界に誇るトランペッター & アレンジャーだと思い知る。その後、もう一つのサプライズ。この日、客席に、有名トランペット・ソリスト Rex Richardsonがいるということで、彼もステージに上げて、7人で演奏(Boston BrassもRex Richardsonもヤマハ・アーティストなので、仕込みだと思うが…)。皆、楽しそうに演奏しているのが、良き。

最後に、Boston BrassだけでDuke Ellingtonの「Caravan」。ゲスト・ミュージシャンとの共演ですっかり暖まったのか、今日一番の迫力の演奏だ。そして、アンコールはしっとりとBilly Joelの「Lullabye (Goodnight, My Angel)」。

中々に、楽しい公演だった。終演後は、通常のエレベーター以外に、奥にある大型エレベーター(楽器搬送に使うのだろう)も使って客をを1階に降ろしてくれるサービス。おもてなし度の高いヤマハホールも好印象だった。



かくいう自分も、昨日から、2週間の食事制限期間に突入。やれやれ。