IN/OUT (2021.10.31) |
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3年半ぶりにスマートフォンを新調しました。現行機の画面サイズの6.2インチ以上で、Qi充電に対応していることを必須条件で選択。現在、データ移行中で、明日から実戦投入予定。Android → Androidのアップデートは初めてで(3年半前は、Windows Phone → Androidだった)、しかもメーカーを変えたので、しばらくは試行錯誤が続きそうです(とりあえず、これまでグローバル・モデルを使っていたので、カメラアプリのシャッター音が消せないのは衝撃的改悪)。スマートフォンという奴は、どうにもブラックボックス的で、PCのセットアップのようなワクワク感が無いと思ってしまうのは、時代から取り残されているということかしらん。 最近のIN"The Mauritanian" (21.10.30)Jodie Foster主演の映画を観てきた。2001年9月11日の米国同時多発テロ事件の首謀者としてグアンタナモ収容所に14年間拘禁されていたMohamedou Ould Slahiが記した”Guantánamo Diary”に基づいた作品である。邦題は、「モーリタニアン 黒塗りの記録」。河出文庫から出版されている”Guantánamo Diary”の邦訳本と同じタイトルだ。 Jodie Fosterが演じるのは、Slahiの弁護を引き受けた人権派弁護士だ。自身が持つ正義感に基づいた確固たる行動を貫くという役柄が多い印象があるJodie Fosterが、まさに適役。あまり見慣れない銀髪の老けメイクだが、実際の弁護士 Nancy Hollanderの雰囲気を良く再現しているし、何よりも、経験豊富なプロフェッショナルが放つカッコ良さを見事に体現している。彼女は、こういう役柄、本当に上手い。 もう一人、素晴らしいのが、Slahiを死刑にする任務を与えられた軍の法律家を演じた Benedict Cumberbatch。登場した当初は、友人のパイロットを9.11で無くしていて、私憤にも燃えているという描写から、キリスト教右派の面倒くさい敵役かと思いきや、中々どうして、良きクリスチャンとして信念を持った正義漢。Benedict Cumberbatchの、どんな役にでもなりきってしまう特質がフルに発揮されていると思う。そして、このような人物が軍の中にいることが、米国の懐の深さだとも感じる。 俳優陣の熱演は素晴らしいが、描かれている事実はおぞましい。メンツを潰された大国が、どこまで非道になれるのか。拷問シーンの凄まじさはトラウマ級。暴走する暴力装置の恐ろしさには背筋が凍る思いだ。そして、それに巻き込まれた個人がなんと無力なことか。 日本にいると、実感を伴って鑑賞することが難しいかもしれないが、これは観るべき作品だ。 新スマートフォンの対応バンドは、NTTドコモには最適化されていないようなので、スマートフォン購入に先立って、iijmioの契約を、ドコモ網のType DからAU網のType Aに切り替えました。(MNP扱いになる)。これまで、Vodafone/Softbank → NTTドコモ回線を使ってきたので、初のKDDI回線。新スマートフォンでの5G利用はこれからなので、今のところ何かが変わったわけでは無いのだけど(実際、Type Dの方が品質が良いという話もある)、現行スマートフォンに新しいSIMを装着すると、なんとなく「強まった感」を覚えるのは、我ながら単純ではあります。 |