IN/OUT (2020.5.3)

「やのとあがつま Japan Tour」を追っかけたり、帰省したりという予定が全て飛んだ結果、毎日テレワークの大型連休となってしまいました。


in最近のIN

”JAZZ AUDITORIA ONLINE”20.4.30

4月30日、 ”STAY HOME & LISTEN TO JAZZ” をスローガンに、オンライン・イベント「JAZZ AUDITORIA ONLINE」が開催された。この日は、 ”UNESCO INTERNATIONAL JAZZ DAY”。これに賛同して、毎年、ブルーノート東京が企画・制作してきた“JAZZ AUDITORIA in WATERRAS”が今年は開催中止になった代わりに、急遽、実施されたイベントである。矢野顕子、Lisa Ono、大江千里、Edmar Castaneda、布施尚美&伊藤ゴロー、大西順子、本田雅人、Sarah McKenzie、Chico & The Gypsies、Candy Dulfer、神保彰、小曽根真、Larry Carlton、Michel Camilo、Bob James、Dave Koz、Omar Sosa、J Lamotta Suzume、Chick Corea等々、物凄いメンバーが揃い、4月30日の午前9時30分から翌朝7時30分まで、インターネット上に動画を流すという一大企画だ。

ライヴ配信する人もいれば、離れた場所でZoomを使って共演した映像を流す人、凝ったカメラワークで事前に収録した人、スマートフォンで撮影したと思しき縦動画の人(矢野顕子はこのパターン。収録時間は5分と短く、「いもむしごろごろ」の1曲だけだったが、満足度高し)。様々なパターンの動画が、YouTubeやFacebookで流れる。そんな中、特に楽しいのは、やはりLive配信だ。オーディエンスが書き込むチャット画面に反応しながらの演奏というのは、ネット中継の醍醐味だろう。特に、Candy Dulferなどは、演奏よりも視聴者との距離感が近い会話に時間を割いていて、これはこれで楽しい。

残念ながら、たっぷり鑑賞したという訳では無く、かなりの時間はテレワーク中のBGMとして流していたのが悲しいところだ。各ミュージシャン毎の配信となっているので、いちいちタイム・テーブルを確認して、次のミュージシャンが配信しているURLをクリックし直す手間が掛かるのが、BGM向きでは無い…。また、回線状況によって画像が途切れたり雑音が入ったりすることもあるのも致し方なし。

ただ、そんなことよりも、満足な活動が出来ない苦境にありながら、短期間でこれだけのメンバーを揃え、想像するだけで超絶面倒くさそうなスケジュール調整を行い、配信をやり遂げた製作陣と出演者に頭が下がる思いだ。



普段よりもノイズ=雑務が少ない分、仕事に集中できるのに、終わりそうに無い課題量ということにオロオロするGWです。