IN/OUT (2019.10.20)

耐用年数の到来時期が重なったようで、次々と家電製品が壊れる我が家。今度は、拭き掃除ロボット、ブラーバ君のタイヤが摩耗して、正常動作出来なくなってしまいました。他にも交換が必要な家電製品もある中、ほぼ毎日稼働しているだけに、まずは優先的に次世代機を購入することにしました。


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「『SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。2017デジタル・リマスター版』極音上映」@立川シネマシティ19.10.14

立川シネマシティの極上音響上映で、「SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。2017 デジタル・リマスター版」を観てきた。

1992年のオリジナルの公開時、そして、2017年のデジタル・リマスター版公開時、合わせて十回以上は観ている作品だが、立川シネマシティの極上音響上映となれば、行かざるを得ない。毎月、第二金曜日に行われる「第2金曜極音ナイト」作品として上映されたのだが、「その凄まじいストイックさは狂気モノでもあると言える、矢野顕子のピアノのみ一発録りアルバムの制作過程を捉えたこの作品。ヤバいので増やして4日間上映(シネマシティのサイトから引用)」という告知文が、さすが、映画ファンにも音楽ファンにも愛される、超マニアック映画館、シネマシティである。

大規模コンサートホール並みの音響設備を整え、作品毎に徹底して音響をチューニングするという極上音響上映には、毎度、感動するのだが(IMAXやDolby Atmosで観るよりも、遙かに心が震えるのだ)、やはり、音楽映画ということで、その感動度合いが倍増。特に、ヴォーカルに関しては、通常の映画館では感じられなかった(いや、自宅のオーディオ・システムでも感じられないほど)歌に込められたニュアンスのようなものがダイレクトに響いてくる素晴らしい音響セッティングだ。結果、映画への没入感が半端ない。作品自体が持つ力と劇場の気合いの相乗効果が見事に結晶した上映だった。

シネマシティ、自分の手持ちのCDやDVDを持ち込んで、この音響で聴かせてくれる企画とか、やってくれないかなぁ。



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"7 Days in Entebbe"19.10.19

1976年に起きた、ハイジャックされた航空機の人質救出作戦「サンダーボール作戦」を描いた映画を観てきた。邦題は、直訳の「エンテベ空港の7日間」。

イスラエル・テルアビブ発パリ行きのエールフランス機がハイジャックされ、ウガンダのエンテベ空港に着陸する。ハイジャック犯は、イスラエル政府に対し、パレスチナ過激派の解放を要求。しかし、イスラエル国防軍は、軍事作戦を決行。国防軍に1名、人質に4名の犠牲を出しながらも、人質106名(248名の乗客と12人の乗務員が乗っていたが、ユダヤ人とイスラエル国籍者以外は解放されていた。ただし、エールフランスの乗務員達は全員、乗客を見捨てずに残った)の内、102名の解放に成功したという有名な事件の映画化である。

細かなエピソードを含め、事実にかなり忠実に映画化されていると思う。テロリストを一方的に悪者にすることも、美化することもなく、ニュートラルな立場で描いているところにも好感が持てる。イスラエル政府内の政治的駆け引きや、テロリストの葛藤など、ハイジャックされてから救出作戦が決行されるまでの経緯を丹念に描く過程も悪くない。

しかし、肝心の軍事作戦の描き方が、あまりにも淡泊で、全く、緊迫感が無いのだ。その一方で、イスラエル国防軍の一兵士の恋人が踊る現代舞踊のシーンが随所に挿入されるのが、意味不明。いや、もちろん、ユダヤ教徒の衣装を着たダンサーが、苦悩し、自虐的な動きをしつつ、衣装を脱ぎ捨てていくというダンス(イスラエルのパットシェバ舞踏団の演目「エハッド・ミ・ヨデア」)が、イスラエルとパレスチナの抗争のメタファーになっているのだろうということは想像が付くが、そんなものは、監督の自己満足に過ぎないと思う。

Rosamund Pikeの熱演や、アミン大統領の描き方など、見所は随所にあるのだが、緊張感の無いアクション・シーンと、独りよがりのダンス・シーンが、映画を台無しにしていると思う。



今回は、パナソニックのRollanを選択。届いたばかりで、まだ充電中。実戦投入はこれからですが、ブラーバに比べると、クイックル・ワイパーのシートが「公式」に使えるなど、機能面の差別化は出来ているのですが、その分、複雑で使いこなしが面倒くさそうなところもあります。凝りすぎた仕様は、良くも悪くも、日本の家電という感じですが、こういうところが、海外家電製品がシェアを伸ばすことに繋がっているのだと感じる、今日この頃です。