IN/OUT (2019.7.28)

週末の台風の影響はほとんどなく、蒸し暑さが一気に高まってきました。この後 1週間、職場は夏休みです。


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"Apollo 11"19.7.27

アポロ11号の月面着陸50周年を記念して製作されたドキュメンタリー映画を観てきた。映画館で公開されている映画の邦題が「アポロ11 完全版」となっているのは、同じ時期に、短縮・再編集されたバージョンが「アポロ11 ファースト・ステップ版」として、さいたま市宇宙劇場や明石市立天文科学館など、全国の科学館・博物館限定で公開されているからだ。

映画は、ナレーションや独自のインタビュー映像は無く、当時の記録フィルムだけで構成されている。アメリカ国立公文書記録管理局(NARA)やアメリカ航空宇宙局(NASA)などで新たに発掘された11,000時間以上の映像データなどを、今回、4Kリマスターした画面は、50年前とは思えない鮮明なものだ。

その美しい映像で見るアポロ11号のミッションは、まさに迫力の一言。全高110.6mのサターンV型ロケットの巨大さに改めて驚き、50年前の技術力(1969年に早川電機=後のシャープが発売した当時最新鋭の電卓が、重さ1.4Kgで10万円。PCなんて影も形も無い時代だ)で、1961年のケネディ大統領による「10年以内に人間を月に送り、無事帰還させる」宣言を、8年間で実行させた人々の熱意と、つぎ込まれたリソースの量に圧倒される。

当時の、ベトナム戦争の拡大や東西冷戦など、必ずしも世界は平和とは言えない状況の中で、米国の国威発揚のために経済的合理性を無視して突き進められたアポロ計画を単純に美化するのは問題かもしれないが、計画に参加していた人、さらには世界中でTV中継に熱狂していた人達にとっては、人間の可能性に挑戦する、夢と熱意の塊のような計画だったのだろうと思う(一応、私もリアルタイムで月面着陸の中継を観た記憶はあるが、まだ子供で、あまり理解していなかったと思う)。観客の意識を露骨に誘導するようなナレーションなど無く、事実の映像と音声だけを的確に編集したこのドキュメンタリー映画は、観客にアポロ計画を追体験させることに見事に成功している。



前の週は、テレワーク強化というお達しが出ていた東京ですが、特に、際だった混雑解消の効果は無かったようです。この蒸し暑さと、押しかける五輪関係者と観覧者でさらに酷くなる交通事情。来年の今頃は、どんな事になっていることやら…。