IN/OUT (2019.6.16)

先週のネット接続不良は、結局、集合住宅の共有部の装置に問題が見つかり、無事解決。出張サービスに来てくれた(外注の)保守員は優秀な感じだったけど、プロバイダー自体は極めて頼りない事がよく分かり、再発しないことを祈るばかり。


in最近のIN

BILL FRISELL TRIO @ ブルーノート東京19.6.10

ギタリスト BILL FRISELLの公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。トリオを組むのは、Thomas Morgan (b)と、Rudy Royston (ds)。

見た目は、かなり老けた感じがするBill Frisell。ウッドベースとドラムを従え、静かに始まった演奏は、耳障りの良いジャズ・サウンド。このまま、穏やかで心地よいメロディーが静かに続くと思いきや、難解なフレーズが顔を出し、要所要所でドラムスが高速プレイを繰り出す。決して、テクニックを前面に押し出すのでは無いが、まさに緩急自在。Billの学者然とした風貌(実際に、バークリー音楽院の名誉博士号を授与されているそうだ)も相まって、ジャズというより、現代音楽という印象を持つが、決して取っつきにくくは無い。なかなか、言葉で表すのが難しいのだが、面白い公演だった。


"Men in Black: International"19.6.15

1997年の"Men in Black"から22年。前作の"Men in Black 3"から7年ぶりとなる、シリーズ4作目を観てきた。今作もSteven Spielbergが製作陣に名を連ねているが、Emma Thompsonが扮するAgent O以外は、登場人物を一新した作品である。

実のところ、これまでの三作は、私がWill Smithが苦手なために、ちゃんと観たことは無い。が、今回は、彼は出演せず、Tessa ThompsonとChris Hemsworthが主演。つまり、Avengersシリーズ(MCU)の、ValkyrieとThorだ。全く違うシリーズ映画で、コンビを組むことが続くのも珍しい。

娯楽作としては、実に手堅く出来ている。見事な特撮と、適度にハラハラする展開。そして、気の利いたセリフ。Thorのパロディー・シーンが出てくるのも楽しい。が、それ以上を期待しては駄目。組織の中に実は裏切り者が… というストーリーも、MIBが用いるいかにも娯楽SFらしい装備も、エイリアンの造形も、全く新鮮味は無い。予定調和を受け入れ、観ている最中はボーッと楽しみ、鑑賞後は何も残らない。しかし、映画代を損したという気にはならない。ポップコーン映画のお手本のような作品だった。



ネットが復旧する一方で、今度は、玄関と浴室の電球が切れ、台所の電子レンジも故障…。悪いことは続くということなのか、色々な物の耐用年数到達が重なったのか、はたまた、何かの呪いにかかったのか。頭の痛い今日この頃です。