IN/OUT (2013.10.20)

自宅PCのOSを、Windows8.1へアップグレードしました。こういうのが、昔の、フロッピーディスクを何枚も入れ替えながらの作業に比べて圧倒的に手軽になったのは、ありがたいことです。

Windows 8と比べて、細かいところをしっかり修正してきたな、と感心するものの、内蔵カードリーダーを認識しなくなったり、ちょっとした設定が引き継がれていなかったりと、しばらくは不具合の潰しが面倒くさそうでもあります。


in最近のIN

"Go Goa Gone"13.10.13

オーディトリウム渋谷で開催中のIndian Film Festival Japanの中で、一番興味を引かれた一本を観に行ってきた。

2013年公開のヒンディ映画。題材は「ゾンビ」である。なぜ、インド映画にゾンビなのか?登場人物の一人が、劇中でその疑問に答えて曰く、「グローバリゼーション!」。この台詞で分かるように、ホラーではなく、コメディ色の強い映画である。

ハリウッドでも、いまだに根強い人気を保っているゾンビ映画だが、今の流行は「敏捷に動くゾンビ」だろう。しかし、インドのリゾート地、ゴアの沖合に浮かぶ島に現れたゾンビは、とにかく動きが遅い。知性も無く、二昔前のホラー映画に出てきたような、昔懐かしの緩慢さでモサモサ動き回る。特殊撮影に凝っている訳でも無い。寄せ集めのエキストラにメーキャップして、適当な指示で動いてもらった、という雰囲気満載。まったく怖くない。まあ、この辺はコメディ映画として割り切って作っているのだろうが、逆に、味わい深いものがある。

コメディとして繰り出されるギャグの数々は、なんともベタなものばかりなのだが、これもまた、一周回って面白いというタイプで、場内爆笑のシーンが続出。してやられた、という感じだ。

主人公が、ドラッグに手を出していたり性的に奔放だったりするチャラい男というのも、今まで観たインド映画には無かった感じだ(一応、最後には、ドラッグは人間を駄目にするという教訓らしきものが語られるのだが)。インドの都市部の若者をターゲットにしているのだろうか。製作陣が、TarantinoやRobert Rodriguezの作風に憧れて作ったというのが伝わってきて、憎めない。日本での大規模ロードショーは難しそうだが、単館系の映画館で普通に公開しても、それなりの好事家の集客が見込めるじゃ無いかな。



一方、職場で使っているのは、いまだにXP。Officeのバージョンも2003。どちらも、サポート切れ間近で、そのうち強制的にリプレースされるはずだけど、今の仕事に関しては、Office 2013やWindows 8.1にしても、生産性は上がらないような気がします。特に、セキュリティの問題で、スカイドライブなどのクラウド・サービスが職場では使わせてもらえないからなぁ…