IN/OUT (2012.11.18)

表参道シンガポール時代の同僚が来日。久しぶりに当時の駐在員達も集まりました。


in最近のIN

"Woody Allen: A Documentary"12.11.17

Woody Allenについてのドキュメンタリーを観てきた。素っ気無い原題に対し、邦題は「映画と恋とウディ・アレン」。

1935年生まれだから、今年で77歳。今なお、毎年1本のペースで新作を発表し続けるWoody Allenの足跡を手際よくまとめたフィルムだ。特に、映画界に進出する以前、1960年代にスタンダップ・コメディアンとして活躍していたときの舞台の映像や、TVのバラエティ番組の映像が興味深い。どちらかと言えば知的な笑いのイメージが強い彼だが、カンガルーとボクシングをするなんて、肉体芸も披露している。

かつてのパートナー Diane Keatonが大人の余裕で応えている他、Owen Wilson、Sean Penn、Naomi Watts、Mira Sorvino、Scarlett Johansson、Mariel Hemingway、Penélope Cruz、Martin Scorsese等々、次々と縁の大物映画人達が登場するインタビューも見応えがあるし、過去の作品からの引用も多く、Allenファンなら楽しい時間が過ごせる。

ただ、あまりにも手堅くまとまっているせいか、あまり映画館で見る必然性を感じないところが難点か。創作上の秘密だとか、もっと掘り下げた発見を期待していると肩透かし。これだったら、NHKスペシャルとかで十分という気もする。



久しぶりにシングリッシュでたっぷりと会話ができて楽しい時間でしたが、同僚が気を利かせて持ってきてくれたグリーン・チリ(青唐辛子の酢漬け。シンガポールの食卓の必須アイテム)の瓶詰めを小皿に開けて皆でつつくというのは、お店にとっては迷惑行為だったかも。