IN/OUT (2012.8.26) |
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元々、街頭募金というのが好きになれないのですが、24時間テレビの募金活動で動員されている集団から声を掛けられたときの違和感が尋常じゃ無いのは、私の心がささくれ立っているからか? 最近のOUT"The Avengers" (12.8.26)アメコミの映画化作品を観てきた。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーと、これまで映画化されたマーベル・コミックのヒーローが一堂に会する設定で、それぞれが単独で活躍してきた映画の数々が、実はこの作品の前振りだったという豪気な作り。 しかし、一言で言えば、期待外れ。スーパーヒーローがあつまって、みんなでちからをあわせてたたかいました、というだけの映画にしてしまうと、あまりにもお子様向けになってしまうからだろう。一癖も二癖もあるヒーロー達がチームとしてまとまるまでを描いているのだが、これが長い。隣の席にいた、小学校低学年の男の子がすっかり退屈して「長いよ−」と叫んでいた。映画館で騒ぐ子供は嫌いだが、彼の叫びには同意。 一人一人の個性を描き分け、全員にきちんと見せ場を設けた点は、良く練られた脚本だと思う。それぞれの主演作を観ている人をニヤリとさせようと意図した、ちょっとした台詞をあちこちに挟んでいるのも分かる。それでも映画としてはつまらないのだ。 肝心の、悪との戦いがようやく始まっても、イマイチ燃えない。監督の演出手腕に、致命的な欠陥があるように思うのだが、世間の評判は悪くないし、続編の製作が決定し、Joss Whedon監督が引き続き監督するらしい。うーん、私の感覚がずれているのか? とりあえず、一番強いのがハルクだということは、良く分かった。今後、ライバル、DCコミックのThe Justice League(スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンらが集結!)の映画化はあるのかしらん。 バタバタし過ぎで、曜日感覚がすっかり麻痺してきた今日この頃。二日酔いの頭を抱えて仕事するのが土曜日、ということで正解か。 |