長年愛用してきたキーボードが不調になってしまった。台湾のA4 TECHというメーカー製のキーボードで、独自の"A Shape Key Structure"という配列を採用したもの。基本的には英語配列のキーボードなのだが、キーの形状に工夫がしてあって、指を置いたとき手首にかかる負担が軽いのである。しかも、マイクロソフトのナチュラル・エルゴノミック・キーボードのような大袈裟な形では無く、ごく一般的なサイズに収まっているという逸品。これに慣れてしまうと、他のキーボードでは指が痙りそうになるぐらい打ちやすいのだ。シンガポール駐在時に見つけて、かなり長いこと自宅と会社、両方で使っているのだが、会社の方が、反応が悪くなってしまった。
A4 TECHのこのタイプのキーボード、困ったことに、日本では売っていないようなのだ。前回、シンガポールに出張したときに探しに行っておけば良かったと思うが後の祭り。っていうか、A4 TECH自身、今ではこのタイプのキーボードに力を入れていないようで、製品ラインアップのほとんどが一般的なキー配列のものになっている。どうも、私が惚れ込む商品って、一般受けしないものが多いような被害者意識に囚われてしまう。
まだ、自宅で使っている方のキーボードは問題は生じていない。これはやはり、会社ではストレスをキーボードにぶつけるような荒っぽい使い方をしているということなのだろう。特にここ最近のストレスの溜まりっぷりは結構なものがあるからなぁ…