IN/OUT (2011.6.5)

3.11後、中止となった公演やイベントの払い戻し、ようやく全て入金。今から思えば、直後の野外ライヴなど、確かに実施は難しかっただろうと納得するものもあれば、単なる過剰反応としか思えないものもあります。

民間プロモーターの払い戻しが、割に迅速に行われたのに対し、最後まで待たされたのが、東京都某区の払い戻しでした。手続きを依頼して一ヶ月経っても音沙汰が無いので電話すると「一ヶ月程度かかる旨は、連絡した文書にも書かれている。来週には入金されますよ」という、いかにもお役所仕事の回答が。確かに、その通り、翌週には入金されましたが、なんだかなぁ…


in最近のIN

"-Love for Japan- Andrea Pompilio presents "HOPE AT SUNRISE PROJECT" KOBUDO -古武道-"11.5.31

J-Wave「MODAISTA」や、NHK BS-1「地球テレビ エル・ムンド」で活躍するアンドレア・ポンピリオ(本業は企画制作会社の社長)が主催した公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。

ポンピリオと親交があるイタリアのピアニスト/作曲家、Cesare Piccoが、震災の三日後に書き下ろし、ポンピリオに届けた曲"Hope at Sunrise"。それを日本で生で演奏したいというPiccoの希望に応えた公演は、三日間。初日がPicco自身とチェロの溝口肇の共演。二日目が古武道。三日目が大貫妙子というラインナップ。私は、二日目の古武道の公演を観てきた。

古武道は、クラシック畑・チェロの古川展生(東京都交響楽団 首席チェロ奏者)、ポップス系・ピアノの妹尾武(The Gospellers、松任谷由実、加藤登紀子、谷村新司、大貫妙子、村上“ポンタ”秀一、などのレコーディングやライヴに参加)、邦楽・尺八の藤原道山(人間国宝・山本邦山に師事。坂本龍一、ケニー・G、冨田勲、野村萬斎らとも共演)という、それぞれの分野でトップクラスの実力者三人が集まったユニット。三人の名前から一文字ずつ取って「古武道」。

公演は、初めにポンピリオの挨拶。そして、Cesare Piccoのピアノで"Hope at Sunrise"演奏。それから古武道が登場という段取りで進行。また、古武道も"Hope at Sunrise"を別アレンジで演奏したり、古武道とCesare Piccoの共演も一曲あった。関わった人達が、こういう時の「音楽の力」を(変に気張った嫌みなテンションではなく、ごく自然に)信じている姿が清々しい。

古武道の音楽は、まさに、クラシックとポップスと邦楽が融合した雰囲気。ピアノ、チェロ、そして尺八の音色の相性が心地よい。普段、ちゃんと聞く機会があまり無いチェロと尺八は、どちらも表現の幅が広く、とても説得力のある音を奏でられる楽器だと実感した。ただ、三人の演奏技量が高いこともあり、あまりにも心地よく聞き流せる「イージーリスニング」的な匂いもしてしまう。後半に披露した「百花繚乱」や「リベルタンゴ」のようなスリリングな曲を、もっと演奏してもらいたかった気もする。



夏に向け、花火大会など中止されるイベントも多いようですが、いわゆる夏フェス系は、概ね開催されるみたいです。開催する方向なのは歓迎するとして、電力の問題と放射能の問題が不確定要素として残りそうですね。