IN/OUT (2011.1.16)

流し台のディスポーザーにプラスチック片を流してしまい、緊急停止。ロックがかかってしまいました。説明書を引っ張り出して見てみると、ロックを解除するには付属の六角レンチを使う必要があるとのこと。しかし、その六角レンチが分からない。探してみると、あちこちの棚に、様々な六角レンチが…。この工具、組み立て式の物を買うと付属していることが多いのだけど、後でどれがどれだか分からなくなる。しかも、サイズが合わないと全く機能しない。困った。


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「カンディンスキーと青騎士展」11.1.16

三菱一号館美術館に行ってきた。

昨年四月にオープンした美術館。美術館自体には興味はあったのだが、あまり興味を惹く展覧会が無く、結局、今回が初訪問である。

展覧会は、ミュンヘン市立レンバッハハウス美術館の協力の下、カンディンスキーと、彼を中心とする「青騎士」グループの作品、及び、彼らの足跡を紹介するもの。抽象画家という印象しかなかったカンディンスキーだが、初期の具象作品から徐々に変貌していく作風が並べられた展示は興味深かった。彼とミュンターとのメロドラマ的遍歴もまた、面白く。ただ、大作「コンポジション VII」が、完成品でなく「習作」の展示だったのが、肩透かし感、強し。

建物は、1968年に解体された三菱一号館(1894年、三菱が丸の内に建設した初めての洋風事務所建築)を復元した物。保存されていた部材を再利用したり、建築技術も忠実に再現するなど、本格的な復元がなされたそうだ。実際、赤煉瓦の外観も、落ち着いた内部の装飾も、日本を代表する財閥、三菱の底力を感じさせる。ただし、本来は事務所を目的として設計された建物を美術館にした訳なので、必ずしも鑑賞に適したレイアウトとは言えないと感じた。入場料 1,400円、オーディオガイドの貸出料が500円というのも、規模の割にはお高い。三菱のプライドの弊害か?

オリジナルの建物では銀行の営業窓口として使われていた所が、カフェになっているということで、実はここに一番興味があったのだが、順番待ちの列が長かったので、撤退。ここは、再訪したいところである。



試行錯誤の末、正解のレンチを発見。やっとこさロック解除には成功。この機会に、無くなったと思っていた小物が色々見つかったりもして、まぁ、結果オーライでした。