IN/OUT (2010.9.5)

歯科治療は、二回だけで終了。非常に腰の低い医師で、ちょっとでも痛そうなそぶりを見せると、すぐに謝ってこられるので、いささか申し訳なし。痛いと言うより、痛そうな気がしてびびっている、というのが正解なので…


in最近のIN

"Resident Evil: Afterlife"10.9.5

カプコンのゲームソフトを元にした映画シリーズの4作目を観てきた。邦題は「バイオハザードIV アフターライフ」。3Dでの鑑賞である。

監督は、Paul W.S. Anderson。この映画シリーズの一作目の監督であり、二作目・三作目も、監督は別の人に任せているものの、プロデューサーとシナリオを担当。このシリーズの他に、"Death Race"だの、 "AVP: Alien vs. Predator"だの、ボンクラB級作品(ある種の誉め言葉)ばかり撮っている監督だが、シリーズ主演のMilla Jovovichと結婚できたことは、ボンクラの勲章と言えるかもしれない。

ということで、どうせB級作品だろうと割り切って観に行ったのだが、こちらの想定を遙かに上回る怪作だった。生物兵器として開発されたウィルスが研究施設から漏れ出し、世界中に蔓延。感染者はゾンビ化し、文明は崩壊。という世界が舞台になっているのだが、シリーズを初めて見る人に対する背景説明は無い。それどころか、ストーリーも、有って無いようなもの。(予備知識のない人には、おそらく意味不明の)アクション・シーンが繰り返されるだけだが、ゾンビ化した人々=アンデッドは、数が多いだけで、全然強くない。一方で、Milla Jovovich扮する主人公のAliceの強さが尋常でないので(もちろん、何故彼女が超人的な能力を備えているかの説明も、劇中では明確には語られない)、特に冷や冷やすることもない。そして、人を食ったかのようなラスト。

映画として評価すること自体、不可能だと思ってしまうほどの駄目さである。ただし、「映画とは違う何か」と割り切って考えれば、3D映像を用いた90分間の暇つぶしとして、なかなかどうして侮れないという気がしてくるのが、困ったところである。



それにしても、今回改めて感じたのが、街中の歯科医の多さ。よく見てみると、牛丼屋よりも、下手したらコンビニよりも高い密度で歯医者の看板って並んでますな。