IN/OUT (2010.6.6) |
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中華鍋とフライパンを刷新。どちらも、サイズが中途半端で微妙に使いづらかったので、思いついた勢いで一気に新規購入してしまいました。最初の油ならしとか、ワクワクしますな。 最近のIN「WILLIAM EGGLESTON: PARIS - KYOTO ウィリアム エグルストン: パリ−京都」 (10.6.6)原美術館で、新たに始まった企画展を観てきた。 William Egglestonは、1939年生まれの米国の写真家。カラーによるアート写真の可能性を開拓した人物(それまでは、アート写真=モノクロというイメージが強かった)として知られているそうだ。今回の展覧会では、1976年の写真集「William Eggleston's Guide」、2001年制作の連作「京都」、2006-08年の連作「パリ」からの作品が、合計100点近く展示されている。 被写体に、特別な物は無い。「William Eggleston's Guide」に写されているのは米国南部の普通の人物と風景、「京都」と「パリ」では、この有名観光都市を題材にしながら、被写体になっているのは、市場の魚だったり、伊藤園のペットボトルだったり、街角に貼られたポスターだったりする。しかし、その色彩が素晴らしい。町の中で、我々が見過ごしてしまうような鮮やかな色彩を発見し、切り取る手腕は、本当に大した物だと思う。 それぞれの写真、当たり前だが、構図・ピント・被写界深度・色合いなど計算され尽くしている。最近、新しいデジタルカメラが欲しいなぁ、と考えているのだが、こういうプロの作品を間近で見ると、機械だけ新しくしてもなぁ、と考え直したりもする。 特別に巨大な作品や、派手なインスタレーションがある訳でなく、現代美術の展覧会としては地味な印象だが、興味深い展示だった。蒸し暑さが我慢できなくなる一歩手前の天気ということで、中庭に面したカフェはテラスを開放しての営業。こちらもまた、気持ち良かった。 コーティング無しの鉄鍋なので、これからの使い込みが重要だと理解しつつ、このところの忙しさで、じっくり調理している時間があるのか、買ってしまった後で自問する今日この頃です。 |