IN/OUT (2010.3.14) |
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杉花粉の飛散がピークになってきたようです。昨年は、KW乳酸菌を試してみたけど、あまり効果が実感できず、今年は飛散量も少ないらしいと言うことで事前対策を取らずに臨んだのですが、かなり悲惨なことに。 最近のIN"The Hurt Locker" (10.3.13)今年のアカデミー賞で6冠に輝いた作品を観てきた。 バグダッドで、爆弾処理にあたる部隊を描いているが、起承転結のはっきりしたストーリーにはなっていない。手持ちカメラとクローズアップを多用した画面。最低限に抑えられた音楽。時には、生々しい光景も容赦なく映し出す映像。観客に戦場を「体験させる」ことを目的とした演出なのだろう。そして、それは見事に成功している。 主人公達が任務とする爆弾処理も、ヒリヒリするような緊迫感に溢れている。常に死と隣り合わせの光景を次々と見せられるうちに、こちらの神経も麻痺してくるような感覚は、まさに、映画の冒頭に映し出される"War is a Drug"そのものだ。 ということで、Kathryn Bigelow監督の力量には大いに感心するところだが、これがアカデミー 6冠と言われると、鑑賞中、若干の違和感もあった。まあ、対抗馬と言われていた"Avatar"に比べれば、こちらの方が圧倒的に優れた作品だと思うが、もう少し、起伏を付けても良いような気がしていた。ただ、ラストシーンで、一気に「劇映画」らしくなり、これで納得。 ただ、同じ条件=同じ年に、対策を試した場合・試さない場合の比較検証ができないので、事前対策の有効性が分からないのがもどかしいところです。 |