IN/OUT (2009.10.11) |
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久々の台風。朝、自宅を出たとたん、ビニール傘は瞬殺。ビニール合羽を用意しておいて正解だったと歩き始めたら、ほんの10分ぐらいで雨は止み、雲の切れ間から青空が覗く天候になりました。ラッキーではあったのですが、ちょっと拍子抜け。 最近のIN根津美術館 (09.10.11)10月7日に新創開館した根津美術館に行ってきた。主な収蔵品が日本・東洋の古美術ということで、あまり関心のない美術館だったのだが、3年半に及ぶ休館中に新展示棟を完成させてのオープンということで、中身よりもむしろ、その建物自体に興味を惹かれたのだ。 さすがに、オープンしたばかりの三連休。チケット売り場に行列ができるほどの混雑を経て入館。エントランスの空間が、吹き抜けになっていて、さらに目の前には日本庭園が拡がり、とても心地よい。 新創記念特別展の第一部は「国宝 那智瀧図」を目玉に、自然をモチーフにした絵画・工芸のコレクションを展示するものだ。最新の美術館だけに展示室の雰囲気は素晴らしいし、照明なども、相当工夫を凝らしているように感じる。また、那智瀧図は、さすが国宝だけあって、見事な存在感だと思う。しかし、いかんせん、東洋の古美術というのは、いまいち私にはピンと来ない。 展覧会よりも遙かに印象的だったのが、日本庭園だ。ちょっとした中庭ぐらいかと思っていたのだが、実際には、17,000平方メートルの広さに4棟の茶室を配した広大な庭園だった。今回の改築でも特に手は入れられていないのだろう。相当の樹齢と思われる木々がうっそうと茂り、ここが南青山のど真ん中とは思えない、深い森にいるような感覚を味わえる。意外なほど高低差があり(お年寄りには散策するのがキツイのではと思えるほどだ)、立体的な奥行きも感じられる、とても良い庭園だと思う。 ということで、展示内容から、足繁く通うことはないかもしれないが、四季折々の風情を見に、庭園だけを目的に来てもよいかな、という美術館だ。 根津美術館の後は、銀座線で田原町へ。かっぱ橋道具街で開催中の「かっぱ橋道具街まつり」を冷やかしに行ってきました。問屋街なので日曜日が休みの店が多いせいもあり、興味はあっても実際に訪れたのはこれが初めて。 ちょっと気を緩めると、ついつい衝動買いしてしまいそうな製菓器具・調理器具・プロ用食材が並んでいて、中々楽しめました。 が、それ以上に気になったのは、商店街中に取り付けられたスピーカーから流されているカッパ橋道具街のオリジナル・ソング。これがものすごく耳に付くタイプの脱力ソングで、いまだに脳内をグルグルと… |