IN/OUT (2009.8.2)

エコブームの一環か、近所のオフィスビルの壁面にネットが張られ、その下のプランターに種が蒔かれたのが数ヶ月前。最初は、ひょろひょろで中々成長しなかった蔓が、いつの間にか背丈だけは大分伸びて、気がつけば実もなっていました。ただ、足下がプランターという悲しさ。全体にひ弱な感じで、都会の緑地化の限界も感じる今日この頃です。


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「突撃! イワシの晩ごはん」09.8.1

エプソン品川アクアスタジアムに行ってきた。

この水族館は、主要駅から近く、夜遅くまで開いているのは良いのだが、いかんせん、展示がエンターテインメント寄り過ぎて、あまり私としては評価していない。メインはイルカ・ショー。あとは、入館してすぐの「サメとエイの海中トンネル」でパッと見の派手さを演出しているだけで、その他の展示は貧弱。これで入館料が1,800円は、コスト・パフォーマンスが悪い。と言いつつ、この7月末から新たに導入されたイベント「突撃! イワシの晩ごはん」に惹かれて、訪れた次第。

これは、約1,300匹のイワシ(と、一匹だけアジが混じっている)が泳ぐ水槽に、ダイバーが潜ってエサを与えるという趣向。ダイバーによる給餌というのは、あちこちの水族館で行われているが、イワシだけの水槽で行うというのがミソなのである。

イベント前は、イワシは全体としては水槽内を大きく回っているが、よく見ると、結構勝手気ままに、逆方向に泳ぐやつ、垂直方向に激しく泳ぐやつなどが混在している。イベント開始時、なぜか吉本新喜劇の脱力系テーマソングがかかり(品川プリンスホテル内に、よしもとプリンスシアター品川がオープンした関係か?)、MCのお姉さんが登場。ざっと客をいじった後、水槽内にダイバーのお姉さんが潜る。その刹那、それまでゆるーく気ままに泳いでいたイワシが一斉に激しく反応。想像以上の迫力に、観客からどよめきが起こる。そして、ダイバーのちょっとした小芝居の後、いよいよ、エサをまき始める。ここからのイワシの動きが、さらに想像を超えたもの。ダイバー周囲にびっしりと集まる銀色にきらめく魚群。ダイバーの姿はその中にすっかり隠れ、まるで、膨大な触手を蠢かせる異形の深海生物のような状態に。それほど凝ったことをしている訳ではないが、まさにアイディアの勝利といった感じのイベントだ。毎日、17時半と18時半の1日2回行われているのだが、結局、2回とも観てしまった。

ついでに、ペンギンのエサやりとイルカ・ショーも観覧。イルカ・ショーの方は、演出が野沢トオル、音楽がシャ乱Qのたいせい、衣装がIZAMという、さすがにエンターテインメント系水族館という内容。ここまで派手な演出はどうかと思うのだが、イワシのエサやりお姉さん、ペンギンのエサやりお兄さん、そしてイルカのトレーナーの皆さんに、エンターテインメントじゃなくて、本当に好きで世話しているという雰囲気が垣間見えるところに、ほっとする。



成っている実は、最初はヘチマかと思っていましたが、かなり小さい。キュウリより小さい。しかも凸凹。どうやら、ゴーヤーのようです。あまりに貧相な実で、食欲はわきませんが、こういう作物が普通に育つほど、東京都心は亜熱帯化しているということでしょうか。