IN/OUT (2009.7.26) |
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エコ・ブームの一つとして、レジ袋削減の動きがあります。確かに、正しいことだとは思うのですが、個人的には、何かと便利なレジ袋。常に一定量は備蓄しておきたいというわがままな思いもあります。特に、ワイン・ボトル用の専用袋。こちらから要求しなくても付けてくれると、レジの人への好感度、一気にアップ。 最近のIN"Miracle at St. Anna" (09.7.25)Spike Lee監督の新作を観てきた。邦題は「セントアンナの奇跡」 1983年にニューヨークで起きた殺人事件の背景を探るうち、舞台は、犯人の回想シーン、第二次大戦末期のイタリアへ移る。ナチスに包囲された村に逃げ込んだ4人の黒人兵士と、途中で助けた一人の少年を中心にした物語は、戦争に疲弊した村人達、付近の山に隠れゲリラ戦を続けるパルチザン、差別意識に凝り固まった無能な米軍白人指揮官、冷酷なナチス・ドイツ兵士らの姿を通して、戦争、黒人差別、宗教など多層的なテーマを綴っていく。 テーマは重く、また、タイトルにあるセント・アンナで起きた出来事は、あまりにも残酷だ。戦闘シーンの描写も生々しい。時折挿入される心安らぐエピソードにも、ほろ苦い味付けが施されている。そして、終盤に起きる「奇跡」。もう、最後は涙、涙。非常に見応えがある作品だ。 大きな特徴は、一つ一つのシーンが、じっくりと描き込まれていること。一般の商業映画なら前後をカットしてテンポ・アップするようなところでも、冗長になるギリギリで編集しているという感じ。結果、上映時間 2時間40分の大作。ただ、丁寧に描写する場面がある一方で、背後関係など説明をはしょった部分も多く、すんなりと理解できないところがある。この辺の、何を丁寧に伝え、何を観客の判断に任せるかは、監督がかなり気を遣って緩急をつけたのだろう。最初は戸惑ったが、一旦、映画のテンポに馴染んでしまえば、160分を長いとは感じなかった。 ただし、長い上映時間の弊害は、冒頭の1983年の映像を途中で忘れてしまうこと。これからこの映画を観る人には、冒頭で登場する人物、特に殺人の被害者の顔を覚えておくことが非常に重要なのだと伝えておきたいのだが、よく考えれば、物語上、主人公は40年ぶりに見た「彼」の顔を一瞬で思い出したことになる。それだけ強烈な記憶だったということだろうが、("Stamp"という伏線があるにせよ)やや無理があるかもしれない。あるいは、これも「奇跡」なのかしらん。 いつも行っているスーパーマーケットでは、ワインを買っても、専用袋を付けてくれるかどうかはレジの人によって異なるのですが、食料品とそれ以外の物を一緒に買ったときには、100%、食品以外の物を別のビニール袋で包んでくれます。でも、これは過剰包装でしょう。食品とそれ以外の洗剤なんかが一つの袋の中に一緒に入っていても、それは全然気にならないんですけどね。 |