IN/OUT (2009.5.24)

某食料品屋のイートイン・コーナーで、レモン・パイを注文。取り出してくれる店員は、ちゃんとレモン・パイを皿に乗っけてくれたのに、レジの店員は「あ、違うわよ。メロンパンよ。」

まあ、語感的には似ているけど…。


in最近のIN

Untitled by 佐伯洋江 @原美術館09.5.24

原美術館で開催中の「ウィンター・ガーデン - 日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」を観てきた。

この展覧会のキュレーターである美術評論家 松井みどり氏が提唱する「マイクロポップ」= ざまざまな情報やイメージの断片を組み換えて、新たな視点や行動の方法を構成し、時代遅れで凡庸な事物や場所に新たな用途を与えてその意義を再生させる芸術表現の方法(会場での資料から引用)を主軸に据えた、日本の若手作家の作品展である。

全体としては、私のあまり好きでない系統の作品が多く、やや期待はずれだった。マス・プロダクトの商業製品デザイン、あるいは漫画やアニメなどサブ・カルチャー的なものと現代美術との境目がよく分からない素人には、どうもこの手の作品群の価値が分かりにくいのだ。

ただ、そんな中で、佐伯洋江氏の二つの作品、タイトルは無く、82cm×179cmの横長の紙にシャープペンシル、色鉛筆、アクリルで緻密な描写が施されたものは、とても気に入った。大胆に余白を残し、モノトーンの墨絵、あるいは書道のような雰囲気の中、ほんの数カ所に配された鮮やかな赤が目を惹く。この展覧会で初めて知った作家だが、調べてみると、かなり期待され、活躍もしている若手のようだ。今後も要チェックである。

雨上がりの庭に面したカフェの雰囲気も良く、居心地の良い美術館で、新しい注目作家が見つかったので、企画展の期待はずれ感は帳消し。



どうも、この店、おしゃれ感は高いものの、アルバイト店員の質に問題があるのが、定評となっているようです。今回は、レジも打ち間違えられたため、小銭でお釣りをもらうのが嫌でSuicaで払ったのに、間違えた分の返金で結局小銭が…