IN/OUT (2009.1.25)

CDプレイヤーが不調になってしまいました。再生しようとすると、レンズの読み取り不良なのか、レコードで言う「針飛び」のような状態になってしまいます。CDを入れ直してみても、取り替えてみても、レンズ・クリーニングを試しても、駄目。一日おいて、再度試してみたけど、やっぱり駄目。結局、メーカーに電話して出張修理を依頼。

で、修理の人が来て、いざ症状を見せようとすると、なぜか、ちゃんと再生できる…。別に、私が悪い訳じゃないと思いながらも、どうも、ばつが悪いっす。


in最近のIN

「ピーター・バラカンの出前ジュークボックス Vol.2」09.1.25

ピーター・バラカン氏のイベントを観に、渋谷のアップリンク・ファクトリーに行ってきた。

ラジオやTVでおなじみ、ピーター・バラカン氏のDJ番組をライヴで体験できるというイベントで、不定期開催のこれが二回目だそうだ。今回は、前半が、『聴いて学ぶアイルランド音楽』を翻訳した、おおしまゆたか氏を招いての、アイルランド音楽特集。そして、第二部がバラカン氏の最近のお気に入り曲を紹介するという趣向。

ピーター・バラカン氏とは、100%ではないが、かなり音楽的嗜好の共通するところがあるようで、私が出かけるコンサート会場で、けっこうな確率で、その姿を見かける。その彼が、私の気になっているアイルランド音楽について語るというので、興味津々で出かけたのである。

100人も入らないような小さな会場は、満席。第一部では、おおしまゆたか氏が持ち込んだDVD(アイルランド国営放送のアーカイブから厳選したライヴの数々)から、専門的解説を交えながらの紹介。古くは1960年代の映像や、パイプやバンジョーの超絶演奏テクニックなど、アイルランド音楽については、興味は持っていても、系統だった知識を持ち合わせていない私には、目から鱗の映像が続き、とても面白い。バラカン氏とのトークもはずみ、かなり時間を超過したようだ。

結果、第二部、バラカン氏が持ち込んだiPodから流す、最近、氏が気に入っている曲の方は、はしょり気味の進行となってしまったが、ジャンルも地域も、多岐に渡る音楽が紹介され、これまた楽しい。

幅広い知識に裏付けられた冷静な解説と、音楽好きの少年そのままの無邪気さが同居するようなバラカン氏のトークと佇まいには、とても好感が持てる。Vol.3があれば、また参加したいと思わせるイベントだった。

なお、バラカン氏の新著は、音楽評論ではなく、海外では絶対に通用しない日本人のカタカナ発音を指摘した『猿はマンキ、お金はマニ 日本人のための英語発音ルール』。今日のイベントで、まだ書店には並んでいないがネットで注文可能、との告知があった。これまた、私の関心を惹く話題であり、早速、amazonにアクセスしたところ、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」として、トルコのTaksim TrioのCDなど、今日のイベントで紹介されたCDが色々と並んでいる。こういう時、リアルタイムで見知らぬ人達とつながっているインターネットの凄さを感じるのである。



一応、状況は説明し、念のため、メカ部を総取り替えしてもらうことにし、サービスマンはCDプレイヤーを持って帰りました。経済的には痛いけど、精神衛生上はこの方が安心。それにしても、置きっぱなしになっていた物をどけたときのホコリの山というのは、精神衛生上、よろしく無いですな。