IN/OUT (2009.1.4)

特に、遠出するわけでもなく、何かするわけでもなく、静かな正月もあっという間に終了。


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「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」09.1.4

ドイツ、デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館の所蔵品から、クレー、ピカソ、マティス、シャガール、ブラックなど20世紀前半の作品を集めた展覧会を観に、Bunkamura ザ・ミュージアムに行ってきた。

美術方面には疎いので、どの程度の価値があるコレクションなのか、いまいち分かっていないのだが、とりあえず私でも名前を知っている巨匠の作品が並んでいる。展示順に観ていけば、「フォーヴィスム=野獣派」から「キュビスム」への流れが分かるのも、私のような者には親切だ。ただ、「新古典主義」や「シュルレアリスム」の絵画の展示が、その流れの中でどのように位置づけられるのかが、もう一つ理解しきれなかったのが、門外漢の悲しさである。いずれにせよ、やはり絵画は、印刷物や映像ではなく、実物を鑑賞してナンボ、ということを実感した。

ただ、音声ガイドの貸し出しが有料(500円)というのは納得がいかない。民営の美術館だから仕方ないのかもしれないが、このようなサービスは、原則、無料であるべきだと思う(無理を承知で言えば、吹き込む人も、文化啓蒙活動の一環として、無償で引き受けてもらえれば、その心意気に感じるのだが)。それでも、一応、借りてみたのだが、J-WAVEのパーソナリティを起用したガイドは、いかにもJ-WAVE風の語り口で、お洒落風な雰囲気に流れすぎている(はっきり言えば、鼻につく)ように感じた。



ということで、明日から仕事開始。年が明けたからといって、別に色々な問題がリセットされている訳じゃないのが、当たり前だけど辛い、今日この頃です。