IN/OUT (2008.5.4)

ゴールデン・ウィーク。特に何もしない、という目標を着々と達成中。


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宝塚市立手塚治虫記念館(の情報・アニメ検索機08.5.2

宝塚市立手塚治虫記念館に行ってきた。

これまでも行く機会はあったのだが、手塚漫画が好きではないため敬遠していた施設である。どうも、手塚氏の絵柄が持つエロティックさが苦手なのだ。ディズニーも、藤子不二雄(F/A、両方)も、内容以前に絵自体が嫌いで受け付けない私だが、手塚治虫の描く曲線のエロさは、特に苦手なのである。

と言いつつも、訪問してみた記念館。割に小ぢんまりとしている。一階は、常設展。手塚治虫氏の足跡が、要領よくまとめられていて、その早熟さと多作ぶりには改めて驚かされる。彼が日本の漫画・アニメ界にきわめて大きな足跡を残したことを実感。

二階は企画展。現在行われているのは、「手塚治虫の5つの刻 第1回 永遠の物語展〜絶筆・未完の作品〜」。生誕80周年を記念して、5回にわたり「手塚治虫の人生の分岐点」となった 「刻(とき)」を統一テーマとして開催される企画展の第1回、ということだ。実際、有名な物も含め多くの作品が未完のままとなっているのが意外だった。また、唯一、私が連載を読んでいた手塚作品にして未完の遺作となった「ネオ・ファウスト」の展示があったのも懐かしい。

元々、思い入れのない漫画家なので、感慨というほどのものは抱かなかったのだが、小さい割には要領よく氏の業績をまとめた施設だと思う。そして、何よりも感心したのが、二階にある「情報・アニメ検索機」。端末をトラック・ボールで操作してデータベースにアクセスするシステムだ。手塚プロのウェブ・サイトにも、全作品のデータベースが揃っているが、この手塚治虫記念館が凄いのは、アニメ作品を鑑賞することができること。「海のトリトン」や「リボンの騎士」などのTVアニメを、全話、ダイジェストではなく、最初から最後まで見ることができるのだ。データベースの操作性も良く、矢野顕子の作品についてのウェブ・サイトを細々と作っている私からすると、まさに理想的とも言える「特定作者の作品データベース検索・閲覧システム」だった。



いつの間にか、「国民の祝日に関する法律」の改正によって、「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする、ということになったんですね。で、今年は火曜日まで休み。GW明けの週の負担が高まるだけ、という気もしますが…