IN/OUT (2007.5.20)

PCの調子が悪くなったのは、Windowsの自動更新が原因だったみたいです。セキュリティだ何だで、やたら複雑化してしまったPC環境は困りものです。


in最近のIN

"Rocky Balboa"07.05.19)

あの「ロッキー」シリーズ、まさかの復活作にして完結編を観てきた。邦題は「ロッキー・ザ・ファイナル」

既に封切られてからそれなりに時間が経過しているが、「予想したより良かった」という声を多く聞く。私も、世間の評判に同意である。

物語は、すでに老いを意識する年になり、愛妻Adrianとも死に別れたロッキーの日常を、しみじみとしたタッチで描く静かなスタートを切る。真っ当すぎる熱いセリフが散りばめられているし、ロッキーがボクサーとして再起してからは、お約束のトレーニング・シーンから白熱の試合へと繋がっていくのだが、ストーリーが過剰に加熱することはない。そんな中、生卵のがぶ飲みにサンドバッグ代わりの冷凍肉など、こちらが見たいと思っている物をちゃんと見せてくれるサービスが嬉しい。監督としてのStalloneの演出力を見直した。

第一作は、劇中のRockyと無名だったStallone自身が重なって、大きな反響を呼んだのだが、その後、シリーズは派手になる一方で中身がスカスカになっていった。しかし、今回は、歳を重ねたRockyと最近ではヒット作から遠ざかっていたStalloneの姿が再び重なったようだ。周囲の人々の希望をのせたパンチを繰り出す姿には、素直に共感できる。ただ、リアル・タイムでこのシリーズを観てきた者と、この作品が初めての人とでは、かなり感じ方が違うのかもしれないということも、終演後の周囲の若い観客のお喋りが聞こえてきた時に感じてしまった。

そして、何よりも、あのテーマ曲。このシリーズの最大の存在価値は、あの燃える曲をこの世に送り出したことだろう。今回も、気合いを入れさせていただいた。

主人公のフルネームをタイトルに持ってきて完結編とするのも上手いやり方だと思ったが、なんと、Stalloneは、ランボー・シリーズの最新作を"John Rambo"のタイトルで撮影中らしい。柳の下のドジョウは根こそぎ捕獲したいということか…



一方、通販で発注したPCケースは納期遅れ。これまたストレスの種だ…