IN/OUT (2007.4.1) |
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代々木のワイン・バーで友人と会食。 最近のIN"Everyone Stares: The Police Inside Out" (07.4.1)1970年代後半から'80年代前半にかけて、世界のロックシーンを席捲したバンド"The Police"の記録映画を観てきた。 バンドのドラマーStewart Copelandが趣味で撮り貯めていた8mmフィルムを、彼自身が編集した74分の作品だ。ローディーも付かず、安宿に泊まりながら米国ツアーをしていた新人バンドが、あっという間に大成功を収めていく過程を、ステージ裏から見られるのだから、リアル・タイムでThe Policeを聴いていた者には、とても興味深い。公開を前提として計画的に撮影された映像では無いので、気むずかしそうな印象を持っていたStingの無邪気な表情など、メンバーの素の姿が見られるのが楽しい。私が思っていた以上に、メンバー間の結束が強いバンドだったようだ。 ただし、メンバー自身が撮影し編集した映像、しかも、再結成ツアーを控えたこの時期、スキャンダラスな物にする訳には行かないという判断もあったのだろうか。バンド内の葛藤のようなところは、さらっと流されてしまい、食い足り無さが残る。1日に見たので料金が1,000円で納得も行ったが、これを通常料金1,800円で観ていたら、もっと厳しい評価になっていただろう。 '80年代前半の日本の女性ファン達の映像もあったが、皆、黒髪で、今の基準からすると、すごくおとなしい印象だったのも興味深かったりする。そして、来年と噂される来日公演が、本当に楽しみになってきたのである。 六本木ヒルズのTOHOシネマズで映画を観る楽しみの一つは、本編上映前に流される「秘密結社 鷹の爪団の鉄の掟」のフラッシュ・アニメ。要は、上映中は携帯電話の電源を切りましょうなどの注意事項と施設の案内なのですが、正面切って告知されるより、こういう脱力系アニメで見せられた方が、効果的ですね。 |