IN/OUT (2007.3.4) |
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引っ越してから、あと4ヶ月ほどで二年が経過することになります。 ということは、引っ越し時に大量購入した家電製品で貯まったヨドバシのポイント期限切れまで、あと4ヶ月ほどということになります。PC一台分のパーツぐらいは楽勝で買えるぐらいのポイントを無駄にしてはもったいない。「24時間営業のヨドバシ・カメラ」があったら良いなと夢想、というか、切望する今日この頃です。 最近のOUT"Perfume: The Story of a Murderer" (07.3.3)欧州発(ドイツ・フランス・スペイン製作)のエンターテインメント大作を観てきた。邦題は「パフューム・ある人殺しの物語」 18世紀のフランスを舞台に、異常に鋭い嗅覚を持つ青年が究極の香りを求め、禁断の領域へ…。という事前情報から、猟奇的かつ耽美的な映画を予想していた。確かに要約すればそういう作品なのだが、どうも求心力に欠けるような気がする。元々、共感を抱きにくい主人公なのに、ナレーションによって物語が進行していくという古臭い語り口(ナレーターは豪華にも、John Hurt)で、ますます感情移入ができない。さらに、予想が付いてしまう展開、時折挿入される寒いだけのお笑い要素、端折る部分と丹念に描写する場面のバランスの悪さ。ケチを付け出すときりがない。 映画の終盤、衝撃的なクライマックス・シーンがあるのだが、そこに至るまでの描写が弱く、全然説得力が無いのが、何よりも痛い。結局、一番の見せ場が、失笑モノのトンデモ場面になってしまっている有様だ。 監督は、Tom Tykwer。あの快作、"Lola rennt(ラン・ローラ・ラン)"を撮った、才能あるはずの監督だ。こういう大衆娯楽要素が強い大作には不向きだったのだろうか。また、フランスの話なのにセリフが全て英語というのも、やや違和感がある。フランスを舞台にしたハリウッド映画ならまだしも、ヨーロッパ製作でもこうなってしまうのは、世界市場を考えればやむを得ない選択なのだろうが、ある種、グローバリゼーションの悪しき側面、という気もする。 そんな中、主人公の師匠役を演じるDustin Hoffmanの怪演だけは、さすがに見応えがあった。 既に、買い揃えるべきパーツ・周辺機器のリストは、ほぼ検討済みなので、あとは時間の余裕さえあれば良いのですが。そうこうしているうちに、日々、新製品も登場するし… |