IN/OUT (2007.1.28) |
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友人の結婚披露パーティーに出席してきました。 最近のIN"An Inconvenient Truth" (07.1.28)元・米国副大統領にして、不可解な過程で大統領になりそこなったAl Gore氏が、ライフワークとして取り組んでいる、地球温暖化に警鐘を鳴らす講演の模様を追ったドキュメンタリーを観てきた。邦題は「不都合な真実」 映画として作り込んでいるというより、Gore氏の講演を中心にしたシンプルな作品だが、講演内容自体に説得力がある上に、彼の聴衆を惹き付けるスタイルが魅力的で、十分に商業映画・エンターテインメント作品として成立していると思う。選挙で彼に勝利したBush現大統領が導いてきた今の米国の状況を考えれば、Gore氏が勝っていたらどうなっていただろう? というのは多くの人が夢想するのではないかと思うが、反Bushのメッセージが映画の中で声高に叫ばれることはない。それもまた、政治色を排して、商業映画としてのクオリティを上げることに繋がっているように思う。 地球温暖化が全て温室効果ガスに起因するのか、私には判断が付きかねるところもあるが、化石燃料を大量に消費し続ける今の経済システムが、環境に悪影響を与えていることは疑いようが無いだろう。やたらとこの映画を持ち上げる「エコな人」「LOHASな人」は苦手なのだが、それでも、こういう映画がヒットするというのは、なかなか良いことじゃないか、と思う。 Gore氏の講演がずば抜けているのを差し引いても、米国人はプレゼンテーションが上手いというのは、私の中では常識になっていました。オレゴンで働いていた時も、自分の言いたいことを、いかに相手に上手く伝えるかに心を砕く米国人同僚の姿は印象的でした。 しかし、先日職場で聞いた米国人のプレゼンは酷かった。まぁ、黒人が一人残らずバスケットボールとラップの達人だったり、日本人が一人残らず勤勉だったりする訳じゃないのと同じで、プレゼン下手の米国人がいても不思議じゃないんですけどね。 |