IN/OUT (2006.10.29) |
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日曜の朝、初めて日本にやってきた関連会社からの出張者をホテルでピックアップし、朝食後、成田エキスプレスに乗せる、というミッションを受け、つつがなく完了。外国の方と、相手の理解力を推し量りながら日本語で会話するというのは、片言英語でコミュニケーションするのと同じくらい気を遣うものですな。 最近のIN東京都庭園美術館 (06.10.29)出勤予定のない休日に、これだけ早起きしたのは久しぶりだったこともあり、一度行ってみようと思っていた東京都庭園美術館に出かけてきた。 ここは、かつての朝香宮邸を利用した美術館である。現在開催されているのは、「アール・デコ・ジュエリー − 宝飾デザインの鬼才シャルル・ジャコーと輝ける時代 −」という展覧会。20世紀前半のアール・デコの時代に、カルティエで活躍した宝飾デザイナー、シャルル・ジャコーのデザイン画を中心にした展覧会である。 宝飾デザインというものをあまり理解していないので、それほど興味を引かれるということもなく、果たして2006年に高級ブランド店で販売されている宝飾品も、100年も経てば美術館に収められるようになるのだろうか? などと考えながら眺めていた。ただ、この旧朝香宮邸自体が、アール・デコ様式の建築物であり、建物の内装と展覧会の展示品の雰囲気が共鳴して、中々味わい深い空間になっている。 また、庭園美術館というだけに、建物の外には、感じの良い日本庭園と西洋庭園が広がり、雨上がりの休日を過ごすには、とてもくつろげる場所だった。 ついでに、隣にある国立科学博物館附属 自然教育園も散策。こちらは、庭園とは違い、下草刈りなどを一切しない、自然に全てを委ねた空間になっている。ここもまた、のんびりとくつろげる場所だが、外来植物のシュロが都市の温暖化で急増しているなど、新たな知識も得て、興味深くもある。 ということで、都会の中で良い空気を満喫した休日だった。 中国東北部出身の出張者にとって、日本で印象的だったものの一つが、町中にたくさんあるパチンコ屋だったようです。パチンコに全く興味が無い私は、あんなのは町の美観を損ねるだけだと思っているので、適当な相づちと日本人的微笑でお茶を濁してしまいましたが。ただ、パチンコ台のTV CMで、あの角川映画版「幻魔大戦」の映像と主題歌(Keith Emerson作曲!)が流れていたのが嬉しい驚きだったりもする今日この頃です。 |