JR品川駅をよく利用するが、他の駅とは一風違う雰囲気で統一されているようだ。それが最も現れているのが、駅ビルのアトレだろう。
普通、駅ビルというと、家族連れ向けのチェーン展開している飲食店などがテナントの中心で、無難な内装でまとまっているものだ。しかし、品川アトレは違う。明るい雰囲気が普通の駅ビルなのに、ここは黒が基調。入っている店も、かなりとんがっている。オイスターバーだの、DEAN & DELUCAだの、お洒落だが高めのところが多い(どういう客層が普段使いするんだ?という店もあるが)。個人的には、クイーンズ伊勢丹(割高だが、野菜とかの質は、それほど高いとは思えない)よりも庶民派スーパーマーケットに入店してもらえると利便性が増すと思うのだが、それでは統一されたイメージが保てないというマーケティング上の判断があるのだろう。
ただし、「NY STYLE」というキャッチ・コピーから伺えるように、品川駅をニューヨークのグランド・セントラル駅に見立ててイメージ展開していると言うのは、いささかこっ恥ずかしいというか、かっちょ悪いような気もする…
それでもここが便利なのは、4Fの飲食店街の駅ビルにあるとは思えないような雰囲気の店で飲んでいても、12時には閉店するので長居し過ぎることがない、という安心感があるからなのである。