IN/OUT (2006.5.7)

ゴールデン・ウィークで、少しだけ帰省しました。


in最近のIN

NEC Value One (06.5.3)

実家のPCを新調。見立ててきた。

個人的には、大手メーカー製のパッケージ製品が嫌いだ。自分自身で使うには余分な機能やソフトが邪魔だし、キーボード、マウス、モニタも、自分の好みで選びたいと思っている。しかし、あまりディープに使わない人に、ショップ・ブランドや自作マシンを勧めるのは不親切過ぎるだろう。やはり大手メーカー品の方が安心感を持ってもらえるはずである。

大手メーカー品で困るところは、地デジ対応など、ますます余分な機能が増えていることだ。実家の使い方では、メールとウェブ閲覧が出来て、デジタルカメラで撮った写真が印刷できて、ExcelとWord(のシンプルな機能)を利用できて、あとは年賀状印刷ぐらいで十分なのだ。実は、こういうユーザーの方が多いのではないかと思うのだが、量販店の目立つところに展示されているのは、地デジがどうしたとか、ビデオ編集がなんだとか、そういう過剰スペック & 高価格の物ばかりだ。DELLなどのBTO系通販を利用すれば良いのだが、やはり店頭で現物を見られる物の方が勧めやすい。

ということで選んだのが、NECのValueOne。NECと言えば、PC98の鎖国政策で日本のPC進化を妨げた張本人として私が嫌っているメーカーだが、店頭で現物を確認して購入できるシンプルPCでかつ、普通の人にも安心感を与えるブランドとなると、これしかないという感じだったのだ(IBMでもシンプルなPCはあったが、価格設定が高すぎる。Macは諸事情により対象外)。メモリを1GBまで増設し、17インチの三菱製ディスプレイと組み合わせて購入した。

自分が使うマシンでは無いが、やはり、新しいものを選んで初期設定をしていくのは楽しい。セットアップしてみると、予想以上に出来の良い、私好みのマシンだった。筐体の作りはもちろんしっかりしている。メモリ増設のため中を開けてみたが、とても拡張しやすい作りになっていて、ハードいじりが好きな人でも満足できそうだ。初期導入されているソフトも必要最低限の物だけで好感が持てるし、動作も安定している。目立った欠点は、ビデオ出力がアナログだけということぐらいだ(NEC DirectではDVIにアップグレードして注文することが可能なようだ)。NECのPC事業を見直した。

これだけ立派なマシンを作っているNECだが、宣伝活動の中心は、高機能モデルのValueStarだ。シンプルなValueOneでは利幅が少ないし、何をアピールするか難しいという面もあるのだろう。しかし、国産PCのトップメッカーが、ValueOneのようなマシンを商品化していることは、意義深いと思う。

肝心の自分のPCだが、まだ、HPのTablet PCを使っている。引っ越し後、1年近く経つが、家具・家電類を優先しているうちに買いそびれたままだ。 作業性が悪く、やのコレの更新等、かなり滞ってしまっているので、とっととデスクトップを購入したいのだが、なかなか踏ん切りが付かない。自作するにしても、Windowsのメジャーアップグレードが間近だし、Intel CPUも新世代への移行が間もなくということで、タイミングを掴みかねているし、そうこうしているうちに、Intel MacでWindowsが動いたりもして、何を買うか、もうしばらく迷いそうだ。


"TOTO Falling In Between Tour" (06.5.7)

米国のベテラン・ロックバンド、TOTOの公演を観に、東京国際フォーラムに行ってきた。

西海岸の凄腕スタジオ・ミュージシャンが結集したバンドで、結成は1978年。当時から、演奏テクニックは高く評価されていたが、その幅広い音楽性が逆に「ロックバンド」としての評価にはマイナスに作用していたような印象がある。私は、デビューから3枚目のアルバム"Turn Back"ぐらいまでは熱心に聞いていたが、商業的に大成功を収めた4枚目のアルバムから興味が薄れてきて(4枚目の"TOTO IV"は、アルバムとしては好きではないが、何曲が思い出の詰まった曲は含まれている)、5枚目のアルバム以降、バンドは混迷期に入ったような印象で、興味を失ってしまっていた。その間、メンバーチェンジや、Jeff Porcaroの死去などもあった。しかし、最近出たアルバム、"Falling in Between"には以前のパワーが復活しているようで、このタイミングでの来日には大いに期待していた。

ステージは、ベテランらしくそつなくまとまっているという感じ。オリジナル・メンバーにしてバンドの中心、ギターのSteve Lukatherは、相変わらず弾きまくってくれた。新加入のキーボーディスト、Greg Phillinganesの存在感が大きく、新しい、ハードなTOTOサウンドになったという感じだ。個人的には、ツアーに参加していないDavid Paichのキーボードで、フュージョン風味の懐かし曲も聴いてみたかったのだが、まだまだバンドとして現在進行形ということだろう。会場も、有名曲では声を合わせて歌い、良い盛り上がりだった。声援も盛大だったが、「TOTO! I love you!」と男性が大声を挙げていたのには引いてしまった。

あと驚いたのが、隣の席の二人連れ。顔、物腰、声、どう考えても60代の女性だが、開演前に聞こえてきた会話だと、Bon JoviやDeep Purpleの公演にも出かけているようだ。日本のロック・ファンも幅広くなったものだ。



地元TVのローカルニュースでのスポーツコーナー。特定のプロ野球球団の話題ばかり、というのは予想していましたが、「ご当地出身大リーガーの活躍」を紹介するコーナーが存在することに驚きました。今まで「日本人大リーガー」という括りでしか認識していなかったのですが、ご当地出身という小分類があったのか…