IN/OUT (2005.12.11)

このところ毎週末、コンサート関連でバタバタしているため、家の掃除などがかなり手抜きになっています。収納関連の家具が揃いきっていないまま、ということもあり、引っ越し5ヶ月目にして早くも荒みつつある住環境。困ったものです。


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さとがえる総括 (05.12.11)

矢野顕子のさとがえるコンサート終了。名古屋、宗像、東京二回、新潟の、計5公演を観ることができ、満足。

ただ、日本に帰ってきたのだから、もっと自由に見に行けるかと思っていたが、どうやらこの時期は、毎年仕事が忙しくなるようだ。いくつか諦めた公演もあったし、終演後、会社に直帰した公演もあった。来年以降、予定の立て方に要注意である。

彼女の公演は、入念にパッケージ化されたショーではなく、日によって選曲が変わるし、演奏も変わる。そのため、是非とも複数回観たいのだが、それ以外に、コンサート追っかけを口実に旅行する、という楽しみもある。普通の生活では訪れることが無いような知らない町を歩き、音楽を聴き、美味しい物を食べるというのは、得がたい機会だ。特に今回は、福岡と新潟で、それぞれ地元の人に夕食を付き合っていただき、自分で探すよりは確実に旨いものを食べることができたのも嬉しい。地方は物価が安いことも実感。

例年だと、日曜の昼間に行われる東京公演の後に開いていたオフ会だが、今年は、日曜公演が夜の開催だったため、コンサート前の昼間に行った。食事・アルコール抜きでも楽しい集まりになり、感謝。

次回、来年2月の公演スケジュールも決まったが、こちらは、仕事で全く身動き取れなくなる時期なので、チケット取得断念。その次の機会を楽しみに待ちたい。



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新潟市水族館 マリンピア日本海 (05.12.10)

新潟の水族館、マリンピア日本海に行ってきた。

この町を訪れるのは初めてだ。12月の新潟と言うことで予想していたような雪は無いが(この時期はまだ積雪には早いし、新潟市自体、豪雪地帯ではないそうだ)、やはり寒い。駅前から水族館までタクシーで向かったが、ちょっとした坂を上ったところで、いきなり海が見え、驚いた。意外なほど市内から日本海は近いのだと知る。鉛色の荒波は、「裏日本」という死語を思い出させる。

さて、水族館。閉館の一時間前に着いたからかもしれないが、土曜日というのに客は少ない。色々工夫はされているのだが、どこか事務所然とした建物。館内のあちこちにある記念メダルや記念写真撮影の自動機械。雑然とした土産物売り場。かなり、場末感漂う水族館という印象だ。

地元で採集された生物の展示といった地域密着の水槽に、職員の方々の真面目さが伺えるが、新潟市と姉妹都市の関係にあるハルビン(中国)、ウラジオストク、ハバロフスク(ロシア)、ガルベストン(米国)の、どちらかと言えば地味な魚を、それぞれ「友好都市の魚」ということで大きく展示するのは、生真面目すぎ、という気もする。

魚類の他に、イルカ、ビーバー、カワウソ、ラッコ、アザラシ、トドなども展示されているが、それぞれ、頭数が少なく、水槽も広くない。ショーの時間に見れば印象も違うのだろうが、薄暗くなった夕刻、人気のないところで寒さに震えながら見る海獣たちは、なんとも寂しげだ。ただ、飼育係がラッコ(二匹しかいない)に餌を与えるところを見ることができたのは幸運だった。イカを引き裂きながら貪り食う彼らは、なかなかワイルドである。

外に出るとすっかり暗くなっている。人気はほとんど無く、客待ちしているタクシーもいない。バスが到着するまで20分ある。日本海の波の音が不気味に響き、冷たい風が吹き付ける。かなり陰鬱な気分になり、電話でタクシーを呼び、コンサート会場に向かったのだった。



年末・年始も、相当バタバタするスケジュールとなってしまい、住環境関連の整備・充実は、ますます後倒しになりそうな今日この頃です。ま、それでも日々の暮らしはできる訳で、馴れは怖い…