IN/OUT (2005.11.13)

今の職場の大きな不満が、コーヒーがただじゃないということ。自動販売機で買うしかありません。米国やシンガポールの、パントリーに無料で飲めるコーヒーが常備されていた環境に慣れて、すっかり一日に何倍も飲む習慣になっている身には、辛いっす。


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「海鷹祭」 (05.11.13)

東京海洋大学の大学祭、「第46回海鷹祭」に行ってきた。

一般的な大学祭と大きく違うと思われるのは、訪れている人の大半が近隣住民ということだ。イマドキの学生らしい客は少なく、ご近所の家族連れが目立つ。その目的は、模擬店と即売会、そして、マグロ解体ショー。さすが、海洋大学(2003年に、東京商船大学と東京水産大学が統合された大学である)だけに、サンマ、ホタテ、干物など各種海産物が安い価格で販売されているし、模擬店には、カニ汁や焼きホッキ貝などが並んでいる。

海産物ではないが、まずは、タイからの留学生がやっている模擬店でグリーン・カレーを食べてみた。400円。これが、かなりレベルが高い。この他、中国人留学生とインドネシア人留学生も出店していたようだが、メイン・イベント用に財布と胃の余裕は残しておく。

さて、メイン・イベント、マグロ解体ショー。80Kgあるという生のメバチマグロを、プロの手伝いの元、学生さんが包丁をふるう。この、素人が解体するところがミソで、プロが手際よく捌くのに比べ、中落ちの量が増えるのである。で、解体されたマグロは、即、マグロ漬け丼、一杯500円に加工される。当然、これも食べてみた。ご飯の量からはアンバランスなほど大量のマグロ。スーパーで安売りされているような冷凍物を解凍したマグロとは明らかに違う香りと味だ。盛りつけの美しさを無視するなら、普通に食べれば2000円ぐらい取られても文句は言えないような丼が、500円。そりゃ、近隣住民が集まる訳だ。

ついでに、水産資料館の一般公開も覗いてきた。「博物館学実習I」の一環として行われているため、現役学生が解説員を務めてくれる。鯨の骨格標本や、魚類、海獣類の剥製、漁業に関する展示など、地味だが見応えのある内容だ。ただ、ガラスの標本瓶に収められた各種「鰹節」が並ぶ展示には、ここは乾物屋か!、とつっこみを一つ。

水産資料館で解説してくれる学生さんも、模擬店で接客する学生さんも、浮ついたところのない、好青年風の男女が多いように感じる。目的意識を持って入学する人が多いからだろうか? 天気も良く、地域に開かれた大学という雰囲気も快く、好印象の学祭だった。



ということで、朝、コーヒーを淹れるついでに水筒に詰めて、会社に持って行くことにしました。当たり前ですが、自動販売機のコーヒーとは比較にならない味。定時一杯なら、温かさも保たれるようで、大正解。ただし、鞄に忍ばせられる大きさの水筒=350ml入りなので、ちびちび飲むことになり、他人から見ると、相当貧乏くさいかも…