IN/OUT (2005.11.6) |
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首都圏での地震対策が、随分と具体的に論じられるようになっています。実際、東京での大地震は、明日なのか100年後なのかは分からないにせよ、いつか起きることは確実なので、便乗商法的な物が目立つにせよ、備えあれば憂い無し、というのも確かです。 個人的には、自分が生きている間に起きるのなら、職場と住居が近く、帰宅難民になる可能性が低い今のうちの方がまし、と思ったりもします。 最近のINKate Bush "Aerial" (05.11.2)敬愛するミュージシャン、Kate Bushの12年ぶりのオリジナル・アルバム"Aerial"を購入した。 二枚組になっていて、"A Sea of Honey"と名付けられた一枚目は、割に地味な印象だが、聞こえてくるのは期待を裏切らないKateの世界。二枚目、"A Sky of Honey"は、コンセプト・アルバム的な趣も感じられるまとまりで、終盤にかけての盛り上がりが実に感動的だ。本当に素晴らしく、聴き込めば聴き込むほど、味わい深い傑作である。因みに、ドラムにPeter Erskine、バッキング・ヴォーカルに10ccのLol Cremeなどが参加している。 客観的に言えば、1978年の第一作"The Kick Inside"の衝撃、1982年の"The Dreaming"の鬼気迫るまでの完成度には及ばないかもしれない。年相応に(1958年生まれ)声質も変わったように思う。沈黙の12年間は、もっぱら育児に専念していたとのことで、歌詞にも(相変わらず狂気をはらんだように感じるが)変化が伺える。 しかし、Kate Bushに関しては、私は盲信してしまっているのである。私にとって、彼女の作品が「期待を裏切らなかった」時点で、それは「100点満点の作品」と同義なのである。12年、待った甲斐があった。 葛西臨海水族園 (05.10.30)先週のしながわ水族館に納得が行かず、今週は葛西臨海水族園を訪れてみた。ここは、15年ぐらい前に行ったことがあり、その時は好印象だった記憶がある。再訪してみて、改めてそのクオリティの高さを認識した。 メインとも言えるマグロが泳ぐ大水槽の迫力はもちろん、展示されている生物の質・量ともに素晴らしい。さらに、入ってすぐに、シュモクザメが泳ぐインパクトの強い水槽を持ってくる演出や、水槽を真上から見ることができる工夫など、見せ方がよく考えられている。東京都の施設だけに、東京湾、運河、小笠原や伊豆七島をテーマにした水槽も充実している。教育的側面とエンターテインメント性のバランスが取れた、実に私好みの水族館である。今日は、タチウオの泳ぐ姿が印象的だった。 ついでに、帰りは水上バスで日の出桟橋まで戻ってきた。雨の降る夕刻、船に乗ろうという好事家は少なく、葛西臨海公園から有明までは、船客は私1人。いささか居心地が悪かったが、のんびりと。 今日は、区の防災訓練が実施されていました。参加する気はあったのですが、目が覚めたのは、集合時間をとっくに過ぎた後。備えあれば憂い無し、と分かっちゃいるのだが… |