紀伊國屋書店に、普段は見かけない日本の雑誌が平積みになっていた。「Seven Seas 3月号」。特集が「麗しの未来都市 シンガポール 藝術&建築遊覧」ということなので、日本で売れ残った分をシンガポールに送り込んできたのかもしれない。
立ち読みしようにも、頑丈なビニール・パックに包まれている。しかし、灯台下暗しで、地元住民の知らない事が色々掲載されているかもしれないと思い、つい、レジに運んでしまった。$51.30…
早速読んでみたが、確かに知らなかったことも紹介されている。きれいな写真が使われていて、そのうち、暇が出来たら行ってみようと思う場所もいくつかあった。しかし、どの記事も底が浅い浅い。まぁ、雑誌だから、あまり突っ込んだ記述を求めても無理とは思うが、何だかなぁ…。特集を貫く方針がいまいち見えてこないし、取り上げる事柄の基準もよく分からない。
月刊誌で創刊200号を迎えるということだが、私はこの雑誌の存在を今まで知らなかった。それもそのはず、他の記事も読んでみると、対象としている読者は「人生勝ち組。お金持ち」のようだ。対象外読者のひがみで言わせてもらえば、お金持ちでも、あまり趣味のよろしく無い方々向けでは、と意地悪を一言。