IN/OUT (2005.2.20)

流行もの、iPod Shuffleを、シンガポールのアップルストアの通販で購入しました。

他社が作ったら、手抜きと非難されそうな割り切った操作性を認めさせてしまうのだから、アップル社のブランド力は大したものだと感心しきりの今日この頃です。


in最近のIN

Cibelle "Brasil Novo"05.02.19)

ブラジルの女性歌手、Cibelleの公演を観に、Esplanade Concert Hallへ行ってきた。

彼女について詳しいことを知らずに行ったのだが、予想以上の好演だった。バックバンドは、ドラムス、ベース、ギター、パーカッション兼PC操作の4人。Cibelle嬢も、曲によってはエレキ・ギターを弾くが、何より驚いたのは、マイクを二本使っていること。一本は、普通のボーカル用。もう一本は、各種エフェクターを通すようにセッティングされている。そして、足下のペダルで、エコー、リバーブ、ハーモナイザー等、様々なエフェクトを操作。ペダルは二つあり、もう一つで、ループを操作しているようだ。曲によっては、ステージに座り込んで、エフェクターを操作し倒すこともある。しかし、そうした効果に頼っているのではなく、元々の歌唱力、声量自体が十分だ。実際のところ、サウンド・エフェクトがいつも完璧に決まっている訳でも無いと感じたが、時には二本のマイク・スタンドを抱え込むように、時には両手に一本ずつのワイヤレス・マイクを握りしめて歌う姿が、ステージ映えして格好良い。

ポルトガル語と英語で歌われる曲は、ラテン音楽色をベースにしつつ、演奏はオルタナティブ・ロック風だったり、クラブっぽい感じだったりする。ライブでのノリを意識してか、アルバムでの音作りとはかなり違うアレンジになっているようだ。個人的には、もうちょっとポップな味付けが欲しいところではある。

曲に合わせての動きもダイナミック。それも、観客を楽しませるためというよりは、自分が楽しんでいるという感じの、洗練とは対極にあるような奔放なダンスだ。一度目のアンコールの後、さらなるアンコールに応え再々登場。リハーサルしていた曲は全て演り尽くしていたようで、コンサートの最初に演った曲をもう一度。このサービス精神も嬉しい。

ブラジル音楽と言えばサンバかボサノバ、という先入観を吹き飛ばす、非常にエキサイティングなステージだった。



ということで、ストレス解消には衝動買いとばかり、ネット通販でボタンをクリックする回数が増え気味の今日この頃でもあります。配送先をオフィスにしているので、同僚にバレバレなのが、いささか…