IN/OUT (2004.10.3) |
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鳥インフルエンザの影響で禁止となっていたマレーシアからの家禽と卵の輸入ですが、9月30日、安全と認められた地区、JohorとMalaccaからについては再開されることになりました。これで、とりあえず一安心。やはり冷蔵庫に卵が常備されるのは心強いっす。 最近のIN"The Motorcycle Diaries" (04.10.2)今でもカリスマ的人気を誇るキューバのゲリラ指導者、'Che' Guevaraの若い頃を描いた映画を観てきた。 ブエノスアイレスの裕福な家庭で育った医学生 Ernesto(後の'Che' Guevara)が、親友とともにおんぼろバイクで南米を旅する。やや粗い画質と手持ちで揺れるカメラワークがリアルな空気感を伝える。私には馴染みのない南米の風景と相まって、見知らぬ土地を旅する楽しさがダイレクトに伝わってくる。こうして、前半は軽い笑いを交えつつ、軽快に進む。 しかし、後半、バイクからヒッチハイクに切り替わり、厳しい生活を強いられる地元の人達の姿を、二人はより間近に見ることになる。その過酷な現実を前にして、徐々にErnestoの内面に変化が起こってくる訳で、革命家誕生の直前を描く「ゲバラ・エピソード1」と言う感じになってくる。Ernesto役のGael García Bernalが、この辺りの表情の変化を見事に演じている。 「ゲバラ」というと、肖像がデザインされたTシャツに馴染みがあるぐらいで、詳しい人となりを知らなかったのだが、この映画で描かれたオートバイ旅行は、彼の革命思想を形成する上で重要な事実だったとのこと。彼が喘息持ちだったことや、ハンセン病患者の施設でボランティアをしたことなど、すべて事実に基づいているそうだ。 ゲバラ云々を抜きにしても、冒険心、人々との出会い、友情、主人公の成長など、旅の魅力と若さに溢れたロード・ムービーの快作だと思う。さらに、最後の最後に、映画と現実が交錯する憎い演出が!これには参った。製作者達の思い入れが伝わってきて胸が熱くなった。 もう一つ、食事を巡る問題点は、職場の隣のビルに入っていたフードコートや軽食堂が潰れたまま、新規開店の動きが見えないこと。オフィス街のビルの中では、土・日の客が見込めないため採算が厳しいのは分かるけど、こんな安くて、この客数で、大丈夫なの?という店でもしぶとく生き残っている場合もある訳で(シンガポールのフードコート系の店の原価率って異常に低いに違いない)、もう少し頑張っていいただきたかった。これからスコールが増える時期、濡れずに行ける食事場所が無くなったのが痛い。 |