IN/OUT (2003.12.7)

インフルエンザの予防接種を受けてきました。予想されるSARS再来と、インフルエンザと見分けがつかず混乱することへの対策から、日本や台湾でもインフルエンザ・ワクチンの接種が例年以上に多いと聞いていますが、当地でも同様。出張や休暇で出国したは良いが、向こうで発熱でもして帰ってこられなくなる(あるいは、帰星できても監視カメラ下の強制隔離になる)と大変だ。


in最近のIN

the Swingle Singers - 40th anniversary show - (03.11.29)

The Swingle Singersの公演を観に、Esplanade Concert Hallへ行ってきた。

米国人 Ward Swingleがパリで結成した、バッハの作品をジャズのスキャットで歌うアカペラ・グループ。1963年にレコード・デビュー。その後、このフランスのグループは解散するが、Swingle氏は英国に渡り、より幅広い曲を扱うアカペラ・グループとして"Swingle II"を結成。以降もメンバーチェンジを繰り返し、今ではWard Swingle氏とは直接の関係は無くなっているらしい。男性4人、女性4人の計8人編成なのは昔と変わらず。

第一部は、ベースとドラムスをバックに入れ、彼らのルーツと言えるバッハのフーガやモーツァルトの作品などを「ダバダバダバダバ」のスキャットで。第二部は、アカペラで、Miles DavisやLennon/McCartneyなど現代の作品が披露された。

何よりも、洗練されつくしたアレンジが素晴らしい。私の場合、アカペラ・グループの歌唱には、わざとらしい「お洒落さ」が鼻についてしまうことも多いのだが、このグループに関しては、洗練の度合いが桁違いだと感じた。もちろん、そのアレンジを表現するための技量の高さも桁違いだ。一回目のアンコールで聴かせた、8人の声だけで完璧に再現された「スパイ大作戦のテーマ(やはり、この曲に"Mission Impossible"というタイトルは似合わない。年がばれると言われようと…)」の凄さには、ただただ感心。いやぁ、予想以上に素晴らしい芸を堪能させていただいた。

Esplanade Concert Hallの音響の良さにも、改めて感心した。特に、女性4人のみで歌った"Amazing Grace"での、ホール内に満ちた絶妙な残響は、本当に美しかった。



Esplanade Theatres on the Bayは、シンガポール観光スポットとしてもお勧めなのですが、なかなかホールの中まで案内する機会が無いのが残念。このところ、町を歩くと、聴かせたかった、見せたかった、と思ってしまうもの多数。

来週後半から、休暇 in 日本 → 出張 in 香港。色々あるけど、とにかく「開いてる窓の前で立ち止まらない」ようにしなければ(「ホテル・ニューハンプシャー」John Irving / 中野圭二訳)。
次回更新は再来週以降になります。